監督 白石和彌
キャスト
香取慎吾…木野本郁男
恒松祐里…昆野美波
西田尚美…昆野亜弓
情報何もなく、ただただジャケットで判断。
まさか香取君が主演だとも当然思ってなかった。
だって、遠目で見たらこのジャケットが
韓国の人だと思ってたから。
始まって香取君が現れたんで「?」と。
ジャケの顔が全然慎吾に見えん。
いるよね?こういう顔した韓国の俳優さん。
よくもまあ、このクズっぷりを演技してくれたこと。
完全に陰しかみせてない慎吾。
明るさのかけらもない。
でも、ギャンブル依存症のこの役、
おいおい、人の優しさでのお金を
そんな湯水のごとく使いやがって…
と、しっかり依存役をこなしてました。
怖いね、ああいう依存症も。
それでも止められないのか!
と悶々した気持ちがこっちも続きます。
身近でいないので、その怖さは
実感してません。
噂話程度でしか聞かないんで。
他人がここまで手を差し伸べてるのも
周りにいないのでわかりません。
お金で裏切られてるのに
親身になって心配してくれる他人。
私なら、二度と近づかないのに。
キャッチコピーが事件のように謳われてますが
サスペンスとかそういうものじゃあありませんでした。
しいてあげればヒューマン?
殺人は起きますが、動機までは描かれてなかったんで
軸は殺人じゃなく、
その後の人間模様に焦点が絞られます。
最初の方と最後の方に出てくる
渡辺役の宮崎吐夢さんが味を出しまくってました。
さすがだなー。
あと吐きながらお金渡して逃げていく黒田さん。
リアルで汚かったです(笑)
これで依存症から断ち切れるのですかね?
本当に死んだつもりで出直さないと
またどこかでその気持ちが湧いてくるんでしょうか。
なんせ、あぶく銭すら手にしたこともないんで
気持ちがどうにもわからなくって。
美波ちゃんと、おじいちゃんと
郁男が3人で歩いてる時
郁男がワンワン泣きながら歩くシーンがあります。
もう慎吾のガタイが良すぎて
なのに泣きわめいてるんでアンバランスな画ずらです。
人をメキメキと倒せそうな体つきなのに泣くなんて…、って。
草彅君の演技力と比べると
まだまだな感じもするんですが、
初の暗いクズ野郎慎吾が新鮮に映りました。