監督 ケイシー・レモンズ
キャスト
シンシア・エリヴォ…ミンティ後のハリエット・タブマン
レスリー・オドム.Jr…ウィリアム・スティル
ジョー・アルウィン…ギデオン
このハリエットさんって
アメリカの20＄札紙幣になる人。
どのぐらい功績をしたかっていうと
日本じゃ想像すらつかない奴隷解放運動を行い、
10年ぐらいの間に南部の黒人たちを奴隷主から救いだした人。
オバマさんからバカトランプに大統領が変わり、
トランプのせいで紙幣になることが消えかかっていたようだけど
バイデンが大統領に変わったことで
また手続きが再開されるらしい。
それだけアメリカに功績を残した人。
映画でいうと
トランプはこの悪の白人と同じだな。
今も続いてるヘイト問題。
今はアジア人も含めて暴行もされたりしてる。
が、
現代より、よほど酷い扱いを受けてきた黒人差別。
なくならないのかな、こういう思い上がりが強い輩がいる限り。
見ていくうちに
この映画を作った人って女の人？
と感じた部分が多かったのですが、そうでした。
あと、この時代のここにいた自分じゃないので
詳細は知らないのですが
多少、黒人の方たちが小綺麗目。
どこまで衣服や暮らしっぷりが悲惨だったか
知り得ませんけど、
でもなんか小汚くはない。
つらい人生を多々経験し、
逃亡するときに悟った答えが
「自由か、死か」の二者択一。
ハリエットに怖いものなんてもうないんでしょうね。
だから何度も何度も南部に同胞を救いに戻っていける。
勇敢すぎます。
「すごい人だな、この人」と声に出して呟きました。
奴隷主だった息子のギデオン役の人？
うーん、あのしつこさの中に
もしかしてミンティに恋心でも抱いてたの？
まで想像してしまうほど執拗に追いかけてました。
「豚と同じ、食われるか売られるか」
なんてミンティに言っておきながら。
豚が逃げたらもう捕まらないから放っとけばいいじゃん
と思うのに。
たとえミンティを捕らえても、
モーゼ扱いされたミンティをその後どうする気だったのか。
ギデオン役の人、
テイラー・スウィフトの恋人らしいんですが
好みではないフェイス・・・ごめんよ。
ギデオンもそう感じたけど
反奴隷制協会のウィリアムも実は
ミンティの正義感とたくましさに尊敬の念を抱きながら
実は恋愛感情も持ってたんじゃないの？と
思わせるような目線アリ。
それっぽく感じさせて見せるシーンが
女性監督なのでは？と思ったわけです。
にしても、ハリエット・タブマン。
ものすごい方です。
 |
