ヒキタさん!ご懐妊ですよ

 

 

監督 細川徹

キャスト

松重豊ヒキタクニオ

北川景子…サチ

濱田岳…スギウラ

 

 

興味がある人にしたら

とてもタメ?になるだろう。

興味ない人は全く未知の世界。

 

でも明るく描いているので

この問題に今直面してる人は

もっといろんな意味で悩んでるだろうなと思う。

金銭面でも。

 

なぜに男目線なのかというと

実在の作家さんのホントの話らしいから。

デリケートな内容で

身体的に苦しい想いをするのは女性なんだけど、

男側だからやはりマイルドなのかしら。

まあ、こういう話は内容が内容だけに重く書かれたら

ホントにシリアスになっちゃいそうだよね。

 

 

編集者との打ち合わせと称した飲み会も

ポロッと編集者は「またこれで」と

お腹大きくなる手のしぐさをして見せる。

これが女性同士で

何年も不妊治療を受けてる相手のことを想えば

そんな簡単にこの話題は出しにくいだろう。

しかも、この編集者、浮気相手にまで孕ませてる。

とんでもない奴だ。

男ってのはとんでもない奴だ。

と、女の私は二度も言いたくなってしまう。

 

商店街を歩く松重さん。

おでん屋でおでんを買ってみる松重さん。

黙々食べてる松重さん。

ぼーっと突っ立っている松重さん。

ああ、どうしてもヒキタさんではなくって

井之頭五郎に見えてしまう。

五郎さんの影響が強すぎ!!

 

残念ながら私にとったら疎い話だったので

この映画を見てちょっとは勉強になったかもしれない。

人工授精では1回では成功しないとか、

弱ってる精子の確率とか知らなかったもので。

顕微授精というのも初めて耳にしました。

 

その後って無事出産されたんでしょうか?

映画としてはあまり扱わないテーマなので

万人にも程よく、軽すぎず、最後は笑顔で〆という点は

良かったとは思います。

 

幸せとは何か?

子供がいて成長を見守る人生も幸せ。

子供がいなくても夫婦仲良く暮らしていくのも幸せ。

軽々しくは言えないですが、

いつ受精するかわからない不妊治療。

先が見えなくて辛くなるときもあると思います。

年齢やお金のことも考えて

やめるという選択も出てくるかもしれません。

そんな時は幸せの定義の角度を少し変えてみれば

また違う幸せがそこにあるのだと思います。

 

偉そうなこと言ってすんまそん。

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒキタさん! ご懐妊ですよ