死体語り

 

 

監督 デニソン・ラマーリョ

キャスト

ダニエル・デ・オリベイラ…ステーニョ

ビアンカ・コンパラ―ト…ララ

ファビウラ・ナシメント…オデッテ

 

 

タイトルが…ひどいよねー。

でもそのタイトル見て、見てやろうと思ったわけ。

死体語りなわけだけど、訳すと死者は話さないに変換。

一体どっちなわけ?

 

暑い国であろう、スペインかと思ったらブラジルでした。

ポルトガル語らしい。

死んだら土葬のようです。

 

主人公は遺体安置所で働いてて

なぜか死者と話ができるんだって。

その死者がゾンビとかそういうんじゃなくって

目開けて口動かして喋る。

しかも主人公と雑談交じりなような会話。

でも思い残すこともやっぱりあるわけで、

〇〇に伝えてくれ、と主人公に死者がお願いしても

呪われちゃうからそれは出来ないよ、と諭す。

なぜ死体と語れるのか?

詳しくは語ってない主人公。

このへんのくだりは、ホラーコメディかと思ったわ。

 

ホラー映画なんだけど怖くはない。

死体も話したりするんだけど気色悪さはそこまでない。

頭がない死体とはやっぱり話すことはできないのかな。

頭だけの死体は話せるのかな。

 

 

この主人公の妻っていうのがとんでもないやつなんだ。

職場が職場なだけにニオイとかあるんだろうね。

臭いだの、稼ぎ良くないだの、文句ばっかり。

オマエそれを知ってて結婚したんだろーが!

挙句の果てには浮気までしてやがる。

 

ギャングに嘘の密告をし、その浮気相手が殺された。

ついでに一緒にいた主人公の妻も死んじまった。

さーて、ここから妻が主人公に恨み節ならぬ

「アタシを殺したくせに!キーーッ!」って怨霊化して

悪さしまくるんだ。

 

生きてた時もとんでもない妻だったが

死んでまでも引っ掻き回してくれて

なかなかウザい。

主人公のダンナにだけ復讐すれば済むことなのに

自分の子供にまで手を出して

子供たちを今夜殺す、とか言いやがる。

なんていう母親なんだ。

 

ってことで、死体と語るってのは最初の方だけで

妻が出てきてからは

妻VS主人公&ララのほうに持ってかれちゃいました。

 

私は終始B級映画のつもりで見てましたが

なにやら他の皆さん、良い感想が多かった。

 

ホルマリン液の中に妻の顔が入ってるとこは

面白かったです。

どこにでも出てくるんだなーコイツと鼻で笑ってしまった。

 

 

 

 

 

 

死体語り(字幕版)