コッホ先生と僕らの革命

 

 

 

 

 

監督 セバスチャン・グロブラー

キャスト

ダニエル・ブリュール…コッホ

テオ・トレブス…ハートゥング

アドリアン・ムーア…ボーンシュテッド

 

 

ドイツでサッカーを広めたコッホさんの実話らしい。

でもちょっと脚色されてるんで

実際は違うらしいよ。

 

1874年のことだからずいぶん前か。

今じゃサッカーはどれだけ強いドイツだってのに

このころはサッカーのサの字も知らず、

ましてやイギリスの野蛮な蹴りボールと言い張り

頑固一徹な教育者の上の奴の反対制圧。

 

それでもまだヒトラーの時代ではないんだよね。

それ以前の話なんで。

これからもっとドイツは服従制が強くなると思うと

コッホ先生から教わった子たちは

どういう成長を遂げたんだろう。

 

ヨスト・ボーンシュテッド役の子が

これまた可愛すぎて!

学校は階級の上の子たちばかりのなかで

普通、いや少し生活に困窮した子を受け入れる

教育方針はやっぱり差別が生まれるのか。

 

で、これ見て感じたことですが

ストーリーとしては

めでたしのような感じのラストでしたが

問題は解決したのか描かれてない。

 

ボーンシュテッドは退学になったから

もう学校に戻れないのか?

張り切って活躍した視察団が見てるサッカーの試合。

それに免じてまた学校に戻ることはなかったのかね。

 

コッホさんのちょっとした歴史を知れた映画としては

成り立つのかもしれないが

いろんなトラブルはコッホさん自身は何もしてない。

「たまたま」、生徒や周りが動いたおかげで

運よくいい方向に、都合よく話が進んだだけであって。

完全なノンフィクションではないからな…。

 

モヤモヤが少しありますが、飲み込むわ。

それでもチームが一体になって団結して

成し遂げるっていうのは

見ていて気持ちがいいものだ。

スポーツはやっぱりいいね。

 

いじめっ子だったハートゥングが

自分の父親を突き飛ばして

生徒たちのとこに駆け寄ったシーンは

スカッとしたわ。

 

 

 

 

 

 

コッホ先生と僕らの革命 (字幕版)