ボルベール 帰郷

 

 

 

監督 ペドロ・アルモドバル

キャスト

ペネロペ・クルス…ライムンダ

ロラ・ドゥエニャス…ソーレ

カルメン・マウラ…イレネ

 

 

ジャケット見る限り、花に囲まれ

見るからに色っぽそうなペネロペクルスだから、

さぞかし色っぺー映画なのかと思ったら

全くもって女の逞しさを描いた話でした。

確かに着てる服は色っぽかったが…。

 

冒頭から女たちが

それぞれ自分とこの墓磨きをしてるんで

全くどんな映画なのか想像もつかず。

 

それにあのペネロペが

洗濯の仕事してたり、清掃の仕事してたりと

あまりにもセレブっぽくない仕事についてるんで

少し驚き。

でも、それでも色っぽさがにじみ出てるペネロペ。

うぅ…同じ人間なのにどしてこうも違うんだろう。

 

前半はなんて奇怪なドラマだろうと思って見てましたが

徐々にコトの真相が明るみになってくにつれ、

一応犯罪と言われてることはどーでもよくなり

前に進んでいくしかない母娘たちに好意を持つように。

 

ちょくちょく出てくるアグスティーナも

どうか真実を誰か言ってあげて~!と。

ベリーショートが似合うこの女優さん、カッコいい。

 

そうだね、女は男に比べると力はないけど

切り替えも上手いし、機転が利くし、

何よりもいざという時にゃ全然フルに逞しさが湧く。

 

ここの土地の人の気性だからか、

スペインという国柄なのか、

ドヨーンとした暗さがない。

脳天気ということじゃなく、

ライムンダにしても、その母にしても

腹が据えた生き方してるんだ。

 

その美貌でこなしてきたペネロペも

こういう役ができるってこともなんか嬉しい。

話題になったオシッコシーンまで…素晴らしいが、

何もそこまで見せなくても。

監督は変態なのか?

 

ペネロペ見れただけで目の保養になった。

 

 

 

ボルベール<帰郷> (字幕版)