監督 ヨン・サンホ
キャスト
コン・ユ…ソグ
チョン・ユミ…ソギョン
キム・スアン…スアン
彼様がNetflixに入ったので（バイオのやつが見たいらしい）
早々にこっちの新感染を見た。
いやいや、高をくくってました。
とんでもなく良く出来た映画でした。
韓国はこっち系もすごいのか？
日本はいつまでたっても敵わないのが…悲しいぞ。
邦題も洒落が効いてるというか、
ゾンビ映画の感染と、舞台が新幹線の密室の中という
逃げ場がなさそうな「カンセン」のセンスがいい。
原題は釜山行の電車なんで違うんだけどさ。
ただただ怖いホラー映画ってやつじゃない。
そこには切なさや、悲しさ、家族、「愛」が埋め込まれてる。
そのバランスが上手いし、
だからって緩まない緊張感もずっと続く。
当然、こういうパニックものとしては
「なんだコイツ」的な悪い部分が出てくる人間も登場。
必死に逃げて生きようとしてる主人公たちに
我先と邪魔しながら逃げ延びてるオッサンも出現。
ゾンビそのものよりも、オッサンに途中から腹立つ。
オッサンの気持ちもわからなくはないが…。
怖いのは人間の黒い部分だね、っていうのも頷ける。
あえてアラを言うなら、
ゾンビに噛まれて感染するまでの間に
個人差があるってこと。
速攻で変化する者もいれば、
たぶん10分ぐらいしてワラワラと変化していく人もいる。
この違いはなんなのか？
しかし最近のゾンビは走るのが早すぎる。
猛ダッシュで大勢で攻めて襲ってくるから
逃げる方も全力で走らないとやられてしまう。
エキストラゾンビの皆さんも大変だろう。
線路付近で高く積みあがるゾンビたちも面白い。
機関車手すりをつかんで何が何でも離さず、
ゾンビみんなが引っ張られてく展開も面白い。
なぜに最近のゾンビは筋力、握力強いんだ？
マッチョのマドンソクがはじめに出てきた時
「あ、コイツ最初に死亡フラグ立つのか？」と思ったら読み違ってた。
反対に彼の男気、勇気、愛情に泣かされそうになった。
最後はどうなる？収拾はつくのか？
と途中から気になってしかたなかったが
最後そうきましたか…。
この映画、ジェームズワンがリメイク考えてるんだよね。
ぜひアメリカでもやってもらいたい。
しかもジェームズワンがプロデュースするんなら
損はしないだろう。
ホント、よくできた作品でした。
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