42 世界を変えた男

 

 

監督 ブライアン・ヘルゲランド

キャスト

チャドウィッグ・ボーズマン…ジャッキー・ロビンソン

ハリソン・フォード…ブランチ・リッキー

ニコール・べハーリー…レイチェル・ロビンソン

 

 

ずっとどっちだ?と思ってたら

やっぱりハリソンフォードだったのか。

似てるけど、うーん違うよな、と思いながら見てた。

 

黒人野球選手が初のメジャーリーガーになった実話もの。

コレを見て初めて知ったことが

ジャッキーの背番号が42。

この番号は全球団で永久欠番だということ。

そして、全ての選手が42をつけたユニフォームを着る日があること。

これって何気にブルッと感動する。

まさにアメリカ的。

 

ブラックパンサー演じたボーズマンが主役。

なんだけど、

相手チームのフィリーズの監督チャップマンの

人種差別発言がひどすぎて、

しかもその監督を演じたアラン・テュディックの顔つきがヤバすぎて

コイツにインパクトを全部かっさらわれた感じがする。

こんだけヒールな奴がいたとは。

 

ジャッキーとバットを持って2人で立っての写真は

延々と歴史に残ったね。

本人にしたら苦い思い出かもしれないが

監督解任の令は自業自得としか言えない。

 

先駆けパイオニアになる人は

いつでも風当たりは強いんだろうが、

リッキーはそんなことはモノともせず突き進んでいく。

彼がいたからこそのジャッキーであったのだろうが

ジャッキー自身もかなりの勇気の持ち主。

「やり返さない勇気」がどれだけツライか想像もつかない。

 

スポーツ映画にしては盛り上がりがそこまですごくはないが、

ジャッキー・ロビンソンという42番の選手を

知れただけでもめっけもんだと思った。

 

欲を言えば

ジャッキーが打者に立つとき、

土ぼこりを手に付けて腕を伸ばしバットを振るポーズ。

これの真似をしてる白人少年がいたというリッキーの打ち明け話。

ん~見たかった。

 

人種差別が激しい時代。

歪んだ思考で差別する大人たち。

野球が好きで観戦しに来てる子供もいるのに

親が差別発言をする中で

正誤の見境なく一緒に罵倒する少年のアップ画。

親を見て育つ子供。

悲しいな、と思った。

 

 

 

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