水曜日が消えた

 

 

監督 吉野耕平

キャスト

中村倫也…僕

石橋奈津美…一ノ瀬

きたろう…医師

 

 

これはテーマがありそでなくってイカシテル。

解離性同一障害、いわゆる多重人格者は

頭の中に複数の人格がいて

いつ交代するかわからない不安定さがあるが、

この映画ではキッチリと次の曜日に変わったら別人格になってる。

なんて几帳面なんだ。

 

そんな中で主人公をつとめるのは「火曜日」のボク。

火曜日曰く、冴えないつまらない、通院するだけの日らしい。

目が覚めるとまた火曜日のはずが、

ある日突然水曜日も過ごせることになった、という話。

 

中村倫也の変幻するいろんな姿を見れるもんだと思ってたが

ほとんどが火曜のボクなのでお楽しみは少ない。

今の時代、ビデオやスマホなどいろんなツールがあるってのに

7人で共有してるのはアナログな付箋。

これもまたいい。

それとも自分の知らない違う面を見たくない誰かがいたのかな。

 

ラストもこういう生き方もあるのか、と。

自分(たち)が一番幸せと思えるのならそれでいいんだろう。

医学的には良しとしないんでしょうが、コレ映画だからw

 

見終わった後に疑問が生じた。

何度か出てくる事故直後のサイドミラーのヒビに映る鳥。

当然、最初は7うに分かれるのかと思ったら5羽。

ってことは、水曜が消えたと同時に…か、その前にもう一曜日消えてた?

 

火曜日が寝て、起きたら水曜日でしょ。

ってことで水曜が消えて火曜が生き残ったのは納得。

そのうち木曜まで火曜の記憶そのままだから続きで木曜が消えてる。

 

でも月曜が他の曜日を支配できるのなら、

おかしくないか?

月曜は夜に寝て…起きたら金~日を潰せるのか?

仮に

月曜に寝て起きたら金曜になってた、っておかしくないか?

火曜になってたというのならまだわかるが。

 

どうせならどこかの曜日で

大和ハウス上野樹里の夫のような頼りない役を演じてほしかったかも。

土曜日の中村倫也がソレに近かったが、ちょい違ってたしな。

 

サスペンスに見せかけて実はヒューマンっぽいとこが

面白かったです。

火曜日に見るのがおススメ。

 

 

 

 

 

 

水曜日が消えた