L♡DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。

 

 

監督 川村泰祐

キャスト

上白石萌音…西森葵

杉野遥亮久我山柊聖

横浜流星久我山玲苑

 

 

サブいわ。

もう少女漫画から実写っていうのは

サブすぎてお腹いっぱいになった。

 

10代の、まさしく恋を夢見る子たちが見る映画だということが

よーくわかった。

たとえ私が10代でもキュンキュンしなかったろうが。

 

この手の邦画をチャレンジしてみようと

ひるなかの流星」「春待つ僕ら」と

立て続けに見てみたが

一番サブいパターンだったかもしれない。

 

高校生が親を説得して独り暮らしの葵。

この時点で大人の私は??ダメだろと思う。

隣に住んでたシュウと諸事情で一緒に住みだして…

この時点であるわけないだろ、あったらおかしいと思う。

で、父親が「卒業まで性交渉禁止」の貼り紙。

この時点で親はバカじゃねーの?と思う。

 

シュウがハーバードにいけるほどの優秀さ?

バイトもして、お金のやりくりもし、同級生と一緒に住んで

家事も手伝って、勉強はいつしてるの?

時間の流れを見てると全然勉強時間がないんだが。

 

葵は家事上手。

節約上手でもあるようだが、親のお金で暮らしてるよね。

甲斐甲斐しく家事をこなしてるが

本人もそれを楽しんでるし、幸せかもしれないが

10年、20年後も同じことしてる光景が見えてしまう。

それでいいのか?高校生活エンジョイしなくても。

 

杉野くんは「春待つ僕ら」でも出てたね。

全然、雰囲気が違って見えるので最初気づかなかった。

ただファンの人には悪いが、特徴がないんだわ。

横浜流星の個性に持ってかれちゃってる感じ。

 

学園祭後の2人の殴り合いのケンカでのシーン。

レオンが「親父の後を継ぐよ」と言ったところ。

シュウは迷いに迷った結果、葵ちゃんと一緒の道を選んだが

後々考えると、

レオンはいつもシュウに叶わない。

でも親の後を継ぐ、この悔しさから出た彼の意地は

きっと大成するんじゃないかと思った。

シュウも当面は幸せになるだろうが

たぶん大成せず、人並みで終わる。

十数年後、あの時に…と悶々考えてることだろう。

 

葵。

好きならシュウの背中押すこと考えなかったのかな。

「嫌だ」じゃなくて。

戻ってきたら万々歳だし、たとえ恋が散ってもそれもまた青春。

 

学園祭の後片付け。

あんなに生徒がワンサカいる中で公衆キス。

遠くから撮影した中にはスーツ姿の先生もいたりしてた?

おいおい、先生も見てるだけかよ。

おかしくないか?あの状況。

引くわ。

 

これが少女漫画からの実写映画。

今の日本映画のひとつ。

衰退しないでください。

切実に願う。

 

 

 

 

L?DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。