監督 三木孝浩
キャスト
知念侑李…西見薫
中川大志…川渕千太郎
小松菜奈…迎律子
まーた少女漫画から実写になって…
と多少のことは目をつぶる覚悟で見てみたら
こないだまで見てた少女漫画世界映画とは違ってた。
どーにもこれはジャズセッションなくして
語れないでしょう。
見せ場は文化祭のドラムとピアノのお2人さん。
予想に反して良い映画でした。
原作の漫画をチラッと見てみましたが
1966年を舞台にしてるらしいからか
なんか最近の画のスタイルじゃなかった。
もしかして…これはだいぶ大人の作者?
マンガを先に読んでしまった人からしたら
受け入れにくいのかわかりませんが
何も知らない私からしたら
これはこのキャスティングで良かったんでないかと。
ドラムをたたける役者、
ピアノが弾ける役者を揃えたん?
って最初は思ってました。
いやいや、楽器できないところから始めたって知って
驚きました。
役作り+演奏もマスターしなきゃならない。
頑張りましたね。
自分がそうだったんだけど
若い時ってジャズの魅力が今一つ伝わってこなかった。
20半ばすぎてからかな、徐々にPOPSに近いJAZZを
聴くようになり。
ジャズの良さを少しでも知ったらこの映画の良さは倍増するかもです。
だから王道のジャズ曲を持ってきたのかね。
この即興で演奏ができるジャズの良さって
音楽の賜物かも。
クラシックじゃこうもいかないだろうから。
盛り上がりの見せ場は
先にも書いた文化祭の2人のセッションですが
最初の方のバーでフジオカトランペットの時もそうだし
レコード店地下で、梅雀ベース4人セッションは
ドクドクと血がうねり、体が騒ぎました。
やっぱいいわ、ジャズ。
ラスト、終わり方菜奈ちゃんの息吸った瞬間で(笑)。
歌聴きたかった人たちは「さよならくちびる」で
歌ってるんでどーぞ。
なんであの瞬間でカットかけたのかね。
監督のいやらしさが。。。。。。
たぶん初めて知念君の演技をマジマジ見たかも。
中川君もCM以外にしっかり見たことなかったし。
文化祭でのバンド演奏。
ロックがてっきり66年だからビートルズっぽいのだろうと思ったら
タイガースっぽいバンドでした。
ずっこけた。
そしてタイトルが活かされてなかった。