すばらしき映画音楽たち

 

 

ドキュメンタリーとメイキング。

数々の映画音楽を手掛けた人たちが

たくさん出てきて、話してる。

 

難癖から先に申し上げますが

字幕で話してる部分と、

誰誰さんの名前と何の映画音楽を作ったのかというテロップが

早すぎて

目が追いつかないまま字幕が消えてしまう。

 

頭で整理される前に

目で追うのに精いっぱいなので

しかも入れ代わり立ち代わりで皆さんが語るので

少々混乱する。

 

「あ、この曲知ってる!」という映画音楽は多くても

作曲家の顔まではそこまで知らないでしょ。

まして、曲を作って映画とシーンと適合するか調整したり

スタジオに入ってオケの人達と演奏したり

その後にミックス作業でまた調整したり。

ひとつの楽曲を映画に入れるにあたり

どれだけの労力と人たちが関わっていることか。

そして、みんな熱いプロ集団。

 

知らなかったことが多すぎて

驚きがたくさんあった。

 

無声映画をシアターオルガンで即興演奏したりしてたこと。

作曲家は自分で指揮派とスタジオ指示派がいたりする。

これも知らなかったことだ。

 

昔の映画だけじゃなく最近の現代のまで

それぞれの音楽の作り方という歴史を

見せてくれたことも勉強になった。

 

ジマーさんの最後の方のインタビューで

「日常的にオーケストラを使っている最後の人種。

それが消滅すれば文化に大きな亀裂が入る」

 

テクノロジーが進化して

音楽を作ることができる世界になったとはいえ、

やはりオーケストラという

人が持つ微妙な感情が

音としてもろに現れる良い意味での揺さぶりは

コンピューターには叶わないだろう。

一人一人の演奏が集合体になって奏で始めたら

毎回違った音として伝わってくるだろう。

人って秒ごとに感情が変わるらしいから。

そこが魅力なのかもしれないけど。

 

映画音楽から話がそれてもうた…。

でも、最近の映画音楽も嫌いじゃない。

 

ジョン・ウイリアムズもハンス・ジマー

天才だと私は思ってる。

ジョンの多彩性は見事すぎるのでCDまで購入してる。

 

音楽が有名な名作と言われる映画も

ちょっとちょっとのシーンで出てくる。

気持ちが盛り上がるとこが使われて。

ダースベイダーの登場シーンとか

ロッキー、インディ、パイレーツとか。

中でもE.T。

何度も見てるのに、このラストシーンのとこは

目頭が熱くなり、涙出そうになった(笑)

 

音楽という相乗効果で人の気持ちは高ぶり

熱くなったり、悲しみが増したりする。

どれだけの力があるんだ、音楽は!

やっぱ映像と音楽の融合でいい映画になるんだ、

と認識できた作品でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すばらしき映画音楽たち(字幕版)