監督 篠原哲雄
キャスト
お花がきれいだったわー!
心得が全然ないですけど、感性でキレイとわかる。
華道の始祖がお坊さんだというのも初めて知った。
勉強になりますな。
狂言師vs歌舞伎役者が主役。
俳優もそうなんですが
舞台をやってる人って何でもこなせると思う。
声の通り方も違うし。
テレビだけ出てる俳優さんとは全然違う。
冒頭で貴一さん&蔵之介いたんで
「嘘八百」と同じか?と思ったら違ってた。良かった。
私からすると浩市&貴一コンビが好きなんですがね。
その浩市さん、
千利休役でしたが遠目で出てきた最初、
渡哲也と見間違えてあれ?と思う始末。
そろそろ自分の目が悪くなってきたのかな。
悪の秀吉を描いたね。
千利休の死にはいろんな説があるみたいですが
真相は知らないです。
サルって言われて子供を打ち首、
サルにちなんだ歌を歌った人も殺され
なんて秀吉は懐が狭い奴なんだと思わせておく。
小さい男だから
きっと池坊が花戦したときにゃ
怒り狂ってすぐにバッサリと首斬りするだろうと思いきや
そこは感情的にならない(笑)
なんだかキレイにまとめちゃいましたね。
秀吉の器が小さいがために殺されちゃった人が
浮かばれないよ、ホントに。
トキちゃんっていう子役の女の子、可愛かったなあ。
萬斎さん好きなんですが
他の映画を見てもパターンが一緒で(笑)
飄々としてると思ったら、急に真剣真顔、
フッとコメディチックになったりと。
ただ毎度思いますが、姿勢がとても良いので
今作の花を活けてる時の専好役は良い。
坊主頭は残念ながら似合ってなかったですが。
歴史、時代物で花を使ってああしようこうしようの
着想は良かったと思います。