テロ、ライブ

 

 

監督 キム・ビョンウ

キャスト

ハ・ジョンウ…ユン・ヨンファ

チョン・へジン…パク・ジョンミン

イ・ギョンヨン…チャ報道局長

 

 

「ギルティ」に続き、

ワンシチュエーションものをもう1本。

こっちも同じように電話でのやりとりが延々続く。

 

ただこっちは

タイトルにもテロがつくように

爆破予告の電話から始まり、実際橋を爆破し、

犯人の要求と、テレビ画面から流れる橋の様子もわかる。

 

臨場感はある。

テレビが映し出す爆破された橋、

そこに取り残された人々の映像など

本物に見えるんで緊張する。

 

主役のヨンファ役の人、大鶴義丹似。

一番初めのラジオ番組の生放送の声から始まったのだが

うーん、どうも声が好きじゃないと私の余計な感情が先走る。

で、やっと出てきた顔が大鶴義丹似。

有名なの?この人の違う作品も見てみるか。

 

落ち目になったキャスターがラジオ局に左遷され

自分の私欲のために通報を後回しにするなんて。

なんともいけ好かない野郎だ。

個人的に好きになれない声と相まってか、

前半はずーーっとイライラが止まらなかった。

 

後半から彼のキャスターという職業熱が

ヒートし出してきてからは

気にならなくなった。

 

犯人の声の人、ノギュさんだっけ。50代。

顔写真もテレビ画面に出たわけだけど

声だけ聴いてるととても50代には聞こえない。

若い声の持ち主なのか?とも思ったが

あの顔写真見たら余計に顔と声が一致しない。

ずっと、おかしいなと思ってた。

誰も違和感感じた人いなかったのかな。

 

でもこういうツッコミどころを抜きにしても

やはり見せ方が尋常じゃないぐらい巧いよ、韓国は。

日本ではできない技を見せつけてくる。

叶わない。

 

なぜ大統領は謝罪しないのだろう。

「政府はテロリストと一切交渉しない」

「政府はテロとの戦いに勝ったのです」

って、政府は何もしなかったやん。

何もしないせいで、これだけ犠牲者と建物が破壊された。

 

なぜ局長のような、欺瞞者が生き残れるのだろう。

現実の世界も同じことがいえる。

なぜ仕事してない政治家がたくさん金をもらえて

たくさん嘘をついて生きているんだろう。

 

怒りと悲しみが湧き出てくるラストだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テロ、ライブ(字幕版)