監督 ガルダ―・ガステル=ウルティア
キャスト
イバン・マサゲ…ゴレン
アントニア・サン・ファン…イモギリ
ソリオン・エギレオル…トリマガシ
クリスマスだね。
キリスト→聖書にちなんだようなシチュエーションスリラー。
目覚めたら密閉空間。
部屋の真ん中には巨大な穴。
主人公は48階層にいる。
ひとつの階に2人限定。
たぶんであろう1日に1回、
上から台座が降りてくる。
一番上の0階層で食事が作られ、
1階層の人から順に食事がとれる仕組み。
48階層にいる主人公は
順番で行くと当然、
上の階には94人が食べたであろう残飯台座が
降りてくる。
1か月すると階層が入れ替わる。
次の階層は171階層。
降りてきた台座には当然、残飯すら残ってない。
さてどうする?
というような気持ちがゾワゾワする話だ。
階層って富裕層とか貧困層とか
そういう生まれたときからの人の階級に似てる。
犬を連れてた人が言っていた
一人一人がガツガツ食べないで
下層階にいる人たちにも分けてあげよう精神=連帯感があれば
全員がきっと飢えることないのよ
という精神論はごもっともなんだが
この極限状態で果たしてそういう人は多いだろうか?
目覚めた先がこの謎の施設で
一体、下層階がどれだけ続いてるのかもわからず
ルールさえもよくわからない。
1か月たって自分がどこの階層に送り込まれるかもわからない。
全ての階層の人と話し合えるわけでもなく、
顔すら見たこともない人たちとの連帯感なんてとれるのか。
管理者というのはでてこないが
それはそれでいなくても話は進むわけだけども
食べ物を自分がいる階層に残したら
極端に部屋が暑くなるか寒くなる。
誰か監視をしているのか。
人が死んで誰もいない階層には
台座は止まらず降りていく。
やっぱり誰か監視者でもいるのだろうか。
見る人にとって
いろんな解釈ができそうです。
余計なことを考えると混乱が生じるかも。
だって1~50階層が富裕層だとしても
その富裕層は別になにも社会に利益を生み出してるわけでもなく
ガツガツ思いっきり食事を食べる消費しか
この映画はしてないから。
でも生まれたときから貴族ならそれが当たり前か。
うう…混乱し始めてきたからこれは終わりとしよう。
飢えのために人の肉を食ったり
糞尿、虫など出てくるんで受け付けない人はヤバい映画ですわ。
まあ極力動かないで、水だけ飲んでれば
かろうじて運が良ければ生き延びられるかもしれないね。
自分のおしっこも飲むしかないかも。
16歳以下は施設には入れなかったらしいけど
あの子供はなんだったんだろうね。