監督 ワヌリ・カヒウ
キャスト
サマンサ・ムガシア…ケナ
シェイラ・ムニヴァ…ジキ
ケニア映画。
わぁ、初めて見たよ。ケニア。
それに監督がチャレンジャー。
この話、同性愛を扱ってて
女の子同士が恋しちゃうんだけど
ケニアって同性愛が禁止されてるんだって。
法で違法とされてる内容を敢えて映画に。
なのでケニア国内では上映禁止までされてしまってて。
後に一週間限定で許可がおりたみたい。
ケニアではタブー視されてる題材を映画化し、
最終的にはアカデミー賞まで獲るなんて
監督はただものじゃないね。
タイトルのラフィキというのは
スワヒリ語で友情という意味らしい。
友情から始まり、恋におちちゃった二人。
内容も興味深かったですが
それよりも色彩がお見事。
服も髪も、小物アイテムも、果てはバイクまで
すべてがカラフル。
主人公の2人は若いんでともかくとしても、
2人のお母さん世代までもが
ピンクの服着てたり、柄物でキメてたり。
ジキの虹色ヘアはどうすれば出来るの？
まじまじと近場で見てみたくなったわ。
で、その愛の行方というか、
周りが2人の仲を知っちゃったあとでの行動で…。
ジキの心情がどうしてもわからない。
ケナは、好きになってしまったものは止められない。
愛を貫こうとしているのに、
ジキは周りからリンチまがいのことをされて
冷めちゃったわけ？
それともケナの身を案じて、自らひいたわけ？
いよいよどうなるか佳境に入るってとこで
なんだかジキの行動が釈然としなくって。
ケナの涙がいじらしくってね。
ケナの母さん、娘を悪魔憑き呼ばわりしちゃったよ。
その国に住み続けて、そういう宗教観で生きてきて、
っていう気持ちもわからなくもないんだけど
親にあそこまで言われると刺さりまくりだな。
父親が包み込んでくれたたのが救いだった。
なかなかケニアの映画というのを
見る機会がないので新鮮でした。
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