ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ

映画ウーマン・イン・ザ・ウィンドウキャンバスプリントポスターアート写真家の壁の装飾絵画16×24インチ(40×60cm)

監督 ジョー・ライト

キャスト

エイミー・アダムス…アナ

ゲイリー・オールドマンアリスター

ジュリアン・ムーア…ジェーン

 

 

ちょろちょろといろんな映画に出演してるゲイリー。

今作のゲイリーはだいぶお年を召した感が強かった。

髪の色のせいかしら。

 

主人公のアナが広場恐怖症のため、外に出られない。

なので、ずっと部屋の中でのアナ目線で事は進む。

薬も服用してて、かつ酒もよく飲む。

部屋から向かいの家を眺めているうちに

のぞき見することがいつしか習慣になってしまい…ってやつ。

 

広場恐怖症って外に出られない人ではないんですけどね。

まあ、そこはスルーしておこう。

 

想像通りに

もうこれはアナの妄想がヒートアップして

一人で勝手に事件を作り上げちゃったやつでしょ、

と思わせといて実は違うんだよのパターンで当たってました。

 

元は小説から来てるようなので

この手は小説の方が楽しめたかもしれない。

だが俳優さんたちがプチ豪華なのと、

薬&酒によって何がホントか、曖昧なアナの描写で

どうなっていってしまうのかのスリラーの楽しさがあった。

 

一緒に見てた彼様は

途中、寝息を立て始めたので

じっくり腰を据えて観る映画ですね。

スリラーと言っても決して暴れまくる話ではないので。

 

そのうち「犯人」がわかってくるのだが、

あるセリフに眉をひそめてしまった。

それは「人の最期を見ることが楽しい」云々のセリフ。

この人物は、どうしてこうも歪んだ人間になってしまったのか。

そこは描かれてない。

そして犯人のサイコパス要素が弱い。

突如として悪の顔が出たんで、何それ?と思った。

小説では犯人がどう描かれているのか気になった。

 

サイコパスに見えない、おかしなこの犯人像が

こんな軽いセリフを吐くなんて、

青少年には見せたくない映画だな、と眉をひそめた私なのでした。

真っ先に犠牲にされてしまうであろう

パンチが生きてたことにはホッとしましたが。

 

出来としては佳作です。