プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(字幕版)

 

 

監督 フランシス・アナン

キャスト

ダニエル・ラドクリフ…ティム

ダニエル・ウェバー…スティーヴン

イアン・ハート…デニス

 

 

タイトルどおり刑務所からの脱出映画。

で、実話。

アパルトヘイトの撤廃を白人がビラ撒いてるってことで

当時の「差別的」な逮捕。

当時は黒人の味方すらできなかったし。

 

この刑務所脱走をするため、

看守がぶら下げてる鍵を目視で暗記し、

木製のコピー鍵を作って逃げようっていう計画。

とんでもない案ですわよ!

 

木製で?

厚みのある鉄扉の鍵まで開けることってできるの?

外への脱出まで10個も作らなきゃいけない。

 

もうね、下手なつまらないビックリホラー映画より

ビクビク見てたし、心臓もバクバクもんでした。

なにしろバレたら刑期のびるどころか

拷問にかけられちゃいそうだしさ。

 

夜の静かなムショ内で

鍵の小道具が落ちてしまったり、

冷酷意地悪看守が

いきなり房内に入って家探ししたりと

息止めながら見入っちゃいました。

体に緊張が走る走る。

 

実話って始めに字幕出てたし、

ということは、きっと成功したんだろうな、

の想いで見てはいてもやっぱり手に汗握りました。

 

脱出して逃げ回る生活を送り、

やっと91年に恩赦されたそうです。

が、ティムなんて普通に12年の刑期を終えたら

90年に釈放されてたのに。

ティーヴンなんて刑期8年だよ。

脱出しない方が良かったのでは…

って、そう思っちゃいけないね。

映画にならなくなるわ。

 

アパルトヘイトという差別をなくそうという思いで

戦ってる人たちだから

元々逮捕される筋はなかったはずなのに。

革命を起こすのは常にマイノリティの人達。

悔しいよね。

 

ご本人も囚人役で出演してたみたいですが

たぶんその他大勢の中の一人だったようでわからなかった。

 

良質なスリラーでした。

 

 

 

 

 

 

 

プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵(字幕版)