監督 リー・ワネル
キャスト
エリザベス・モス…セシリア
オルディス・ホッジ…ジェームズ
ハリエット・ダイア―…エミリー
映画で透明人間というろベーコンさんのやつが頭に浮かぶ。
ベーコンさんのはSFチックに描かれてて、
視点は透明人間側のベーコンさん。
こっちは視点が透明人間では「ない」ほうの目線で、
サスペンスになってる。
透明人間と化した主人公の彼氏。
光学研究をしてるため、スパイダーマンのような
全身スーツをまとってるらしい。
てっきり私はそれに気づくまで、
薬か何かで透明人間になり、裸でうろついてるのかと思った。
せっかく透明人間スーツを装着してるってのに
やることは逃げた女のストーキングって…
つまんなくないですか？
もっと悪戯とか、エッチなこととかに走りません？男なら。
カメラの撮り方で
そこに透明な奴がいないのに、いそうな気配で撮ってるんで
ミステリアスで面白いです。
気のせい？と言われればそれまでなんだけど
前半はその雰囲気を楽しみながら見てればいいのかも。
けど、あれですね。
セシリアが「彼がすぐそこにいるんだ」とか
「モノが勝手に動くんだ」とか人に話したら
やっぱり事情が呑み込めない人には
彼女、病気なんだ。って思っちゃってもおかしくない。
理解してもらえない絶望感がたまりません。
化けるとキレイな女優さんエリザベスモスですが、
病院で上下スウェット姿で、硬い表情のアップだと
そこまでキレイな人に見えません。
背もそんなに高くないし。
なので、透明人間男が執着するほど
イイ女には見えなかったのが残念。
それとも男目線だとイイ女なのでしょうか？
最初に透明人間の姿が映ったのが天井裏から
ペンキぶっかけたとき。
この時ばかりはドキッとしましたが、
あとはあまり透明らしさを活かしきれてなかったように思います。
なんならセシリアが取調室で
チラチラといるかもしれない透明人間を見てたので
牛乳でも水でもいいんで、いる方向に液体かければ
話は早かったろうに。
物語のオチはなんだかスッキリしませんでしたが、
さっき言ったカメラ。
いるんだかいないんだかのズームの撮り方は
見えない恐怖をちょっとだけ感じました。
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