北極のナヌー

北極のナヌー(字幕版)

 

 

監督 アダム・ラヴェッチ

   サラ・ロバートソン

ナレーション

クィーン・ラテファ

 

 

パッケージは子供シロクマのナヌー。

可愛い!って見始めは思うが、

それだけでは済まされない環境問題。

 

他にセイウチの子供シーラと共に

約10年かけてスタッフが成長記録を撮影したのだが

切っても切り離せない温暖化問題。

北極の氷が少なくなってくれば、彼らに危機がせまるという

ドキュメンタリーの映画。

 

公開したのは07年だから、もっと前にナヌーやシーラは

産まれていることになる。

今はもう年をとっちゃって、ナヌーは生きてるのかな。

ドキュメンタリーと言っても

物語風に編集してるので、見やすい。

 

モデル動物ではなく、野生の生物を撮影してるので

年月もかかっただろう。

撮影スタッフは楽しみながらでも、大変だったと思う。

それに見合う貴重なショットもたくさんあった。

完成度はかなり高い。

水中とか、ナヌーの弟の死、

飢えで他のクマの餌をとろうと危険行為をおかすナヌーなど。

 

前半はナヌーが生まれて、母クマと共に~なので

かわいい、かわいいと目を細めながら見れるが

やはり気になる温暖化のせいでの氷の薄さ。

セイウチは行動は面白いが、残念ながら正直容姿の可愛さはナイ…。

集団で集まって、鼻息などいろんな音を出しまくりだが

ゲップ?おなら?

音がヘビー。

 

たぶんに2000年になってすぐの撮影だろう。

温暖化はあれからもどんどん進み始めてる。

何年か前に日本でも異常に暑い夏があった。

どこかの国では50度近くまで気温が上昇したり、

熱波で死者が相次ぐ時もあった。

 

北極やグリーンランドも同じ。

厚い氷ができない。

クマが獲物をとれなくなる。

となると、飢餓で死んでいくであろう。

どこかのニュースで野生のシロクマが

ロシアの街中に出没したという話もあった。

それぐらい飢えているのだ。

 

温暖化は自然の脅威のみではない。

人が豊かさを求めて、おこなった行動も少なからずある。

環境破壊や食べるために必要以上の生き物を殺してる。

彼らの生きる場所を少しずつ狭めてる。

悲しい現状。

 

きれいごとを言えば

自分ができる範囲内で環境問題は取り組んでいきたい。

自分本位の無知な人が一番悲しくて怖い。

 

 

 

 

 

 

北極のナヌー(字幕版)