監督 ライアン・ジョンソン
キャスト
ダニエル・クレイグ…ブノワ・ブラン
アナ・デ・アルマス…マルタ
クリス・エヴァンス…ヒュー・ランサム
あらすじ
とある朝、家政婦が老人ハーランの遺体を発見。
葬儀の一週間後、ハーランの看護師兼友人だったマルタは
警察が話を聞きたいので屋敷に来てくれと電話で告げられる。
一週間前…
有名な推理小説家ハーランの85歳の誕生パーティーが家族で開かれた。
翌朝、彼の遺体が発見！！
警察は自殺と断定はしたものの、
匿名の依頼を受けたという探偵も現れ、ハーランの家族からの
聞き取り調査が始まる。
これは自殺ではなく、他殺かもしれないという疑念。
ハーランの遺産が6000万もの多額のため、家族全員が一応容疑者に。
マルタも看護師をしていたので、警察からあれこれ問われ。
実はマルタは嘘をつくと吐いてしまうという特異体質であった。
さて、犯人は誰なんでしょう？
大人数の俳優さんたちが揃ってこっちを向いてるジャケット。
面白くないわけがない、と読みました。
探偵役がダニエル・クレイグ。
いやー007より、全然こっちの役の方がいいわ。
堅物そうな顔して、でもどこか抜け感があって。
それにあまり表立って出てこないし。
（個人的好みであまり好きでない。ご勘弁）
どこかユーモラスに肩肘はらず見れる謎解きサスペンス。
誰が犯人なのかっていう、結果にたどり着くまでの
伏線はりも見事でした。
見ながら「誰だろう」と色々想像できちゃうとこが楽しい。
マルタのキャラのアイデアは愉快でした。
嘘をつくと吐く。（笑）
セリフでも言ってましたが、彼女は人狼ゲームが出来ないね（笑）
すぐにバレるわ。
地味にツボ入ったのがワグナー巡査のロボットみたいな髪型。
スタートレックにいそうな感じでした。
完全にサブキャラなんですが、
途中途中で割って入ってくるセリフがなんか和んだし。
タイトルにもあるように刃の館の、
刃が飾ってある内装の場所が素晴らしい！
ハーランさんの執筆部屋だったのかな？
ラスト近くで探偵ブノワが座り込み話し始めますが
もうマジマジと見ていたいぐらい刃の装飾。
なんか凝ってるなー。
刃の先端が、真ん中に座ってる人物に向けられてるっていうの。
そう、この館全体の内装がかなり凝ってたのでそれも見どころでした。
ハーランさんの遺産目当てで集まった家族が骨肉の争い。
相続をどうするかで一喜一憂。
下手にお金を残してはいけませんね。
葬儀代だけ残してあとは使い切ってしまいましょう。
ハーランの年老いたおばあちゃんだけ、
最後どうなっちゃうの？と思いましたが。カワイソウかも。
たぶん100歳近いだろうに。
古典的な要素も入れた本格痛快ミステリーでした。
くれぐれもダニエル・クレイグはこれぐらいの出演でよろしい。
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