HUSH サイレンス

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監督 マイク・フラナガン

キャスト

ケイト・シーゲル…マディー

サマンサ・スローヤン…サラ

ジョン・ギャラガー・Jr…男

 

 

あらすじ

聴覚を失ってるマディーは森の中で一人暮らし。

隣人で友人のサラが夜に本を返そうと

マディー宅に訪れた矢先、正体不明の男に殺される。

サラが必死にガラスドアを叩くもマディーには聴こえない。

絶命したサラの次なる男のターゲットはマディー。

耳が聞こえないマディーにとっては絶体絶命!

果たして逃げ延びることができるのか…。

 

 

この監督知ってるわ。

けっこう怖い系のばっかる作ってる人。

ウィキいわく、監督は会話をしない映画を作りたかったんだって。

失敗だったと思うが。

 

画面暗いね。見えにくい。夜だし。

怖さ加減でいうと、

出だしの男が仮面だかマスクだかをかぶっての登場はGOOD。

でもさ、すぐに脱いじゃうじゃん。

あれ、だめね。げんなり。

 

それにマディー宅を襲うなんて、なんか意図があるのかなー

と思いきや、何もない。

ただ人を殺してるだけの人物。

金が欲しいのか、快楽殺人したいのかそれも見えてこない。

耳が聞こえない緊迫感の中で逃げるマディーと

それを楽しみながら追い回す男とのシーンが

ほぼずっと続くだけ。

 

途中でサラの彼が出てきたものの

あっけなく退場。

 

会話や悲鳴無しの恐怖映画を作りたかったのであれば、

前半だけに限らず、後半までその特徴を活かせばいいものの

聴力無しの主人公の魅力っていうのが引き出されてなかった。

 

追い詰められた最後の方でマディーが

パパッといろんなパターンの結末を予測するシーンがあった。

物書きなんだから、最初の方からいろんな予測シーンを加えても

面白くなったかもしれない。

 

良い面を言ってみると

耳の聞こえない人がいざ逃げる時、

自分が出してる音すらも聞こえてない。

もしかすると床のきしむ音が

殺人犯には聞こえてるかもしれない。

そういうのを考えてみると恐怖度が増した。

 

目の見えない老人の「ドント・ブリーズ」のほうが

一枚上手でした。