追憶 

追憶

 

 

監督 降旗康男

キャスト

岡田准一…四方篤

小栗旬…田所啓太

柄本佑…川端悟

 

 

あらすじ

25年前。

軽食店を営んでいる涼子と共に13歳の少年たちも一緒に暮らしていた。

彼らは親に捨てられたり施設から脱走してたりと

各々事情がある中、涼子は家族同然としてめんどうを見ていた。

そんな時、涼子の昔の男が度々現れ、涼子は苦しんでいた。

少年らは涼子と自分たちの幸せのためにある計画を立てる。

…その後、涼子と3人は決して会うことのないよう約束して別れ、

25年の月日が経って行った。

 

 

こんなに豪華なキャストでいいの?

っていうぐらい若い俳優さんたちが勢ぞろいしてる映画。

若いといっても俳優なりたてホヤホヤのまがい役者でなく、

演技力高い俳優さん達。

三浦貴大や太賀なんて、ちょっとしか出てないのに

そういう使い方しちゃうんだ?っていうぐらいちょっと出演。

 

監督が降旗さん。撮影が木村さん。

大御所のお2人。

なのに若手(といっても中堅か)を起用してる。

ウィキで知ったんだけど、出演者の人達は

ほぼノーメイクで演じたとか。

理由は顔の色が一定してしまうからということで。

すっげーな。

 

練りこんで作り上げたのでしょうが、

どうにも昭和のイメージが残って見えるのはどうしてなんだろう。

特に撮影技法。

車に乗ってるシーンでの背景。(ぼんやり感)

脚本も同じように昭和感があってね。

彼らの少年時代は平成なのに、なぜか昭和50年代くらいに見える。

言い換えれば妙に凝りすぎてないので、

昭和を生きてきた私としてはなんとなくの懐かしさも。

 

ちょっとね、残念だったのが

ほぼノーメイクで演じてくれてるんでしょうが

最後の安藤サクラの涼子さんが老けて見えてないってとこ。

25年経ってれば、たぶん涼子さんは50代であろうに

無理して年上に見せても40半ばにしか見えない。

肌も50代だとシミできるんですよ、普通は(笑)

キレイすぎるんですわ。

この役はサクラちゃんで大正解でしたが、そこだけ惜しかった。

 

降旗監督、もうお亡くなりになって

ぶつくさいうのは忍びないんですが、

80歳代で現代映画を作るのは、ちとチャレンジしすぎたかも。

俳優が若いので見る側も若い人が多いだろうし。

 

ドキドキは少ないサスペンス。

もしかすると原作の方が楽しめるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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