監督 M・ナイト・シャマラン
キャスト
ヴィッキー・クリープス…プリスカ
アレックス・ウルフ…トレント
いろいろと外野の声も聞いてたけど
やっぱり傑作だよ、シャマラン映画。
途中で起こる遊び心満載のアレもあれも
笑いが起きるぐらいで、ありがとうざんした。
とある浜辺。
一日過ごしただけで、人生の一生分の時間が流れてしまう。
30分で1年。1時間で2年経過しちゃうんだっけか？
その計算だと24時間で48年過ぎちゃうんだよね。
みるみる成長。
みるみる老化。
んなアホな、って話をシャマランは真面目に
クソまじめに笑いも入れて映画にしてくれました。
子供の成長が一番わかりやすかった。
身体の成長もそうだけど
思考の成長を映像で見せるのは…なかなか難しい。
わずか20分しか経ってないのに
お腹が大きくなって出産したカーラ。
小さかった頃のカーラと大きくなったカーラ役の子が
似ていてよく見つけてきたなー。
ガイは老眼が進みすべてがぼやけて見えるし、
プリスカも耳が遠くなり、ガイの声を耳近づけて聞いてる姿は
まさにお婆さんっぽい。
でもわかりやすく見せるなら
もう少し老けさせてもよかったのでは？
手や首のシワあたりを強調させるとより良かったかも。
化粧濃いめの医者の奥さんも
死に際が体バキッバキになっていて、シャマランさん遊んでますね（笑）
プリスカの腫瘍もみんなで一斉に取り出して
その後はサーッと傷跡が消えるのも医者いらずですね。
なんでこんな浜辺があるのか、
ここで人生を終わらすのか、
人生って…ホント、振り返ればあっという間なんでしょうね。
この浜辺に来ちゃったら
いちいち小さなことを悩んでる場合じゃない。
教訓のようにじゃないけど、
人の時間は限られてるわけだから
大切に有意義に使わなきゃなって思いました。
これだけ広げた風呂敷を
どうやって畳むんだよシャマラン！と思いましたが
そこはシャマラン監督。
ちょっと近未来でありそでなさそなオチを持ってきてくれて
無事にラストでした。
いや、気持ち的にはわかるけど絶対こんなことは人間はしちゃいけない。
こういうテイストの仕上げはさすがシャマランです。
ツッコミどころはいっぱいあるんですが
果てしなく興味が湧き、飽きさせないっていう設定は
文句なしです。
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