ある少年の告白

 

ある少年の告白 (字幕版)

 

 

監督 ジョエル・エドガートン

キャスト

ルーカス・ヘッジズ…ジャレッド

ニコール・キッドマン…ジャレッドの母

ラッセル・クロウ…ジャレッドの父

 

 

あらすじ

大学に入学したジャレッド。

そこで初めてできた友人ヘンリーと意気投合。

ジャレッドは大学の寮生活をしており、

同室の生徒がその日いないので

ヘンリーに泊まっていけば?と言ったのね。

するとヘンリーが突然襲い掛かり、犯そうとしてきて。

途中で行為をやめたヘンリーは泣きながら

「他にもこういうことしたことあるんやけど

2人だけの秘密にして~」と。

秘密を守っていたジャレッド。

なのに自宅に戻ったその日、

大学のカウンセラーだという電話が

母にかかってきて「息子さんは同性愛者だ」と

言ってきたもんだからさあ大変!

あの日のことは事故のような出来事だったのに…。

ん?でも待てよ?

ジャレッド君に心の変化が…?

そうです、彼は自分がゲイだと気づいてしまったのです。

その気持ちを親に話したものだから

神父の父は他の神父までをも家に呼び、話し合った末、

ジャレッドを同性愛者の矯正施設に連れていくことになったのです。

 

 

エンドロールでわかった実話もの。

恰幅いいラッセルクロウも

ショート金髪ニコールもご本人に似せてました。

 

この映画を見て

そんな矯正施設っていうものがあるんだと驚いた。

薬物とかなら断ち切るための施設というのはわかる。

でもゲイって心の感情のモノでしょ。

矯正って何?と思う。

 

それに神と結びつけるのもなんだかなー。

神は男と女を造って、子供をもうけて命をつなぐ。

っていう思想はわかるんだけどさ、

じゃあ同性愛者は神を信じてはいけないの?ってなる。

神はLGBTの人を受け入れてくれないの?

そんな偏見を持ってる神って何?

 

で、この施設がかなりヤバめで

大柄の男子キャメロン君なんて

言うこときかなかったら悪魔にとりつかれてるかのような

拷問を受けてる。

なんかもう可哀想で見てらんない。

みんななぜかおとなしくっていい子たちで。

私だったら逃げ出すし、親のとこにも戻らないわ。

行方くらますわ。

 

最後の方で

ジャレッドと父親が言い合う?話し合うシーンがあった。

ジャレッドの思いのたけを吐く気持ちと

父親の神父としての信念と心情は

お互い譲れないものがあるでしょう。

字幕をそのまんまで解釈するのならば

ジャレッドの物言いは、ちと上から過ぎでは?とも思いましたが。

 

親子と言えど、なかなか受け入れるのが難しいことも時にはあるよ。

この映画では子がゲイです、の話。

うちの息子も学生の頃アニメの二次元世界にハマりまくり

私には理解できず。

生身の異性に興味がないんじゃないかと心配になったわw

心配無用でしたが。

 

でも根底にある愛するって気持ちは変わらないんだから

ゲイだろうがのんけだろうが息子を愛してる!っていう気持ちが

前面に出てた母親の行動にアッパレを贈りたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ある少年の告白 (字幕版)