我々の父親

 

 

監督 ルーシー・ジョーダン

キャスト

ジャコバ・バラード

ドナルド・クライン

 

 

ドキュメンタリーとドラマを掛け合わせた

実話映画でした。

マジ、終始しかめっ面で見ていた胸糞ものです。

 

何が胸糞って、このドナルド・クラインという

医者がやっていた行為。

信じがたい行為ですが、こんなのが実際起きてて

で、こいつが法の抜け穴で裁かれないってことが

なんとも怒りの沸点がおさまりません。

 

このドナルドという男が何をしたかと言えば、

彼は不妊治療専門の医師。

普通ならば、ちゃんとした精子提供者のドナーがいて

もしくは夫婦である夫の精液を体外受精して

おこなう医療だってのに

コイツは自分の精子を女性に同意なく注入し、

子供が産まれていってることをしたたんだ。

 

もちろん、女性はドナルドの精子だっていうことは知らない。

体外受精で夫との間にできた子供だと信じてる人もいる。

しかも!

一人や二人でなく、ドナルドチルドレンが出るわ出るわ。

10数人どころの騒ぎではない。

最後にテロップで人数が出てくるが、

唖然となってしまった。

ああ、気持ち悪い。

 

ドナルドだけでなく、他に44人もの医者が

自分の精子を提供してたことも発覚というテロップも流れ、

とうとう医者すらも信じることができなくなった。

 

人間がここまで堕ちる行為をしていいのかね?

で、こいつら逮捕出来ないの?

おかしいでしょ。

生まれてきた人も、その親たちも

人生全てが狂ってしまっているというのに。

この世に本当に神がいるのなら、

コイツラ絶対地獄に堕ちろ!

命というものを冒涜しているとしか思えない。

 

ドナーは3回までしか提供ができないって決まってるんだって。

その州の法律なのか定かではないが…。

なぜかというと、近い地域に同じDNAを持つ人がいると

もしかしたら血縁関係を知らずに

出会って恋愛をしてしまう可能性があるから。

何らかの病気に(遺伝子系?)かかる率が高いそうなんですって。

 

でもドナルドは3回とか、そんな数字でなく

仰天大人数…。

思い出しただけでも気持ち悪くなってくる。

ジャコバさんたちの怒りがヒシヒシ伝わるわ。

 

日本でも最近は不妊治療する方が多いです。

絶対そんなクズ医者はいないと思いたいですが。

と同時に医療に頼らず、

ネットで簡単に?精子提供してるってのもあるみたいですが

それってどうなんだろう。

その立場に立ってないんで何とも言えないんですが

精子を売る方も買う方も危険を顧みた方が…。

 

とにかくドナルドがやった行為は胸糞でした。