監督 ジェームズ・マーシュ
キャスト
フェリシティ・ジョーンズ…ジェーン
チャーリー・コックス…ジョナサン
あらすじ
科学者ホーキング博士の大学生の時から
難病を発症→ジェーンと結婚→宇宙論を発表→
バッキンガム宮殿に招待までを映画化している。
確実に偏見なのですが
私はエディの顔が好きではありません。
特に笑い顔がスケベ顔なんで出演作は敬遠してます。
その偏見が、この映画で取っ払われました。
なんて素晴らしい俳優なんだ。
役作りがとにかく素晴らしい。
博士の大学生時代を演じてるエディは
変わらずスケベ顔でしたが、
病気になった時からを演じてる彼は
まるで博士が乗り移ったかのように
緻密な動きを表現してました。
演技とは思えない演技でした。
ホーキング博士は2018年にお亡くなりになりましたが、
まだ博士が生前の頃に、映画の製作にも協力的であったことで
この映画が実現されたと聞いてます。
だから再婚された時までしか描かれておらず、
その後の博士の人生で×2になっちゃったことは描いてません。
私としてはホーキング博士の偉業を
もっと一般的にわかりやすく、
どえらいことを綴ってほしかったのだけど
これは元妻ジェーンの自伝からの映画なので
目線が違ってしまうのもしかたないな、と納得。
好きになった男性が
2年という余命宣告を受けて、それでも好きな気持ちは変わりなく。
だったら彼の最期の時まで一緒に歩んでいこうと
決意はするも
2年どころか、その後50年近くも共に暮らすとなると
心に変化が起きてもなんらおかしくはない。
むしろ、子供を3人抱えて博士のお世話もして
よほどの覚悟がないと無理っしょ。
他人事だから言えてしまうのかもしれないが、
ジョナサンに気持ちが傾いても責めることは
誰しもできないと思う。
博士自身はもちろんのこと、世話する妻側も
壮絶な人生だと思うから。
しかし…ホーキング博士。
とてもエネルギッシュな方ですね。
お子さん3人もいたんだ。
彼のユーモアさと、学者として尽きない興味と野心、
そして下世話ですが性欲。
長生きする秘訣は希望を常に持ってるってことですね。
これ見て、エディがちょっとだけ好きになりました。
顔は受け付けないが、確かに演技はすごかった。