冷たい人間の仲間入り

ブログ、久しぶり。

 

10月27日 朝

父が永眠しました。

85歳でした。

 

うん、頑張った。

もう痛みはないよ。

その代わり皆に会えなくなっちゃったね。

 

朝、父の家に行って

ベッドから転がってる父を発見。

息確認。

なし。

まだ体が温かかった。

担いでベッドに寝かせてあげた。

顔は穏やかだった。

苦痛に悶えてる顔でなくて良かった。

 

前日の朝もベッドから転がってて

無理くりトイレに行ってつまずいて転んだと言ってた。

痛みMaxで泣いてた。

悔しいね。

ガンはこんな老人にも容赦しない。

亡くなる前日から全面オムツ。

 

最後に口にしたのはりんごジュース。

アイスも何日か前から「美味しい」と言ってた。

口の中がサッパリするものが欲しがるのよね。

豆腐が固いと言ってたので

ヨーグルトのようにグルグルかき混ぜたら

かなり美味しかったらしく3分の1パックも食べてくれた。

 

タイトルの「冷たい人間~」。

これ、私のこと。

亡くなる前日の夜、父に怒った。

 

「なんで頑張って痛みを我慢するか」

「痛みがきそうだなと思ったらすぐ頓服飲まないと」

「在宅医療ってこういうこと」

「自分で薬を調整していくしかない」

「出来る限りのことをするから

私がいないときは自分でするしかないんだよ」

 

きっとものすごく冷たい眼をして

私は父のことを怒ってたんだと思う。

それが未だに自己嫌悪と後悔。

自分を呪いたくなる。

 

住んでる市が混雑してるのか、

火葬の日まで1週間も待ちました。

確かに告別式終えて火葬場では

次から次とゾロゾロ、

他のお亡くなりになった遺族が歩いてたり

バスが来てたり。

 

告別式の日まで家でご安置してたので

前半2日は弟が、後半は私が寝泊まり。

そこでまた思った。

亡くなった父と何日も夜を過ごしてどうなる?

なぜ生きてる時に、

父が一人で苦しがって不安な時に

一緒に寝泊まりしてあげることをしなかった?

私はなんて冷たい人間なんだ。

 

きっと何をしたところで

謝ることと後悔しかない。

引きずって生きていくしかない。

でも最期のお別れの時は

感謝と「ありがとう」をいっぱい言ったよ。

 

今は四十九日まで遺品整理と私の家の断捨離に忙しいです。

父の家にある使えそうなものをこっちに持ってくるんで。

 

きれい好きな父でした。

オシャレな父でした。

昔は飲んで暴れる父でした。

家族みんなに迷惑かけてました。

一緒に住んだのは2年かな。

一人が好きな父でした。

それでも私の父でした。

 

ありがとう。

 

亡くなる数日前に

昔飼っていた愛犬ペコがベッドの横で

笑ってたと言ってたので

きっとペコがあちらに迷わず誘導してくれるかも。

ペコ、よろしくね。

 

それにしても

私、やたらとお腹が空きます。

食べても食べても異常なくらいお腹がグーグー鳴ってます。

悲しみが空腹という形に変わってるんでしょうかね。