漁港の肉子ちゃん

漁港の肉子ちゃん

 

 

監督 渡辺歩

声 

大竹しのぶ…肉子ちゃん

Cocomi…キクコ

花江夏樹…二宮

 

 

以前、公開に当たり宣伝を結構してた。

さんまがプロデュースして、主役の声が大竹しのぶって。

話題性はあったのかもしれない。

 

が、肉子の画のタッチが好きでないのと

興味そそられないタイトル。

肉子はガラッパチ母ちゃんかなにかの設定でしょ?

なんでわざわざ、元夫婦で話題にしちゃうかなって。

 

作画監督ジブリ一期生だった小西さん。

肉子以外の画はソレっぽさを出してはいるから

やっぱ肉子だけ浮いてる感じ。

 

ただね、最初は受け付けなかった肉子キャラなのに

彼女の行動やセリフ、表情でものすごく笑わせてくれるし

重い空気が一気に明るくなったりする。

 

話の中ではトトロに例えられていたけども

なんだか私には七福神の布袋様に見えたわ。

それかドラえもん

ちょっとだらしないけどな。

 

私にはないものが肉子にはたくさんあって

少しうらやましくも感じた。

全身で表現する感情豊かな性格がうらやま…。

 

と、肉子のことばかり書いてはみたものの

実際の主人公は娘のキクコでした。

キクコの心の声を追うことが多かったし、

キクコを中心に母肉子や友人との関係を描いていたもの。

小学生にしては、かなり大人びた考えを持つキクコでした。

 

肉子のインパクトが強調されがちで

それが時には話の流れで救いにもなったりしてたけど

だから肉子の前世はなんだったのよ!とか、

一体全体彼女はどんな女性なのよ!

という肝心なとこは全くわからず。

目の前にハンバーグを出されてるのに

付け合わせの感想を延々聞かされてる感じがしてしまって

モヤモヤで終わりました。

せっかく肉子の画を見慣れてきたっていうのにさ。

 

でもって、しのぶさんには悪いのだが

肉子の声に正直違和感がずっとありました。

他の声の人はすんなり聞いてられた。

以前に、「世にも奇妙な~」でタテモトマサコを演じてた時のような

あの声なら良かったのになー。

顔や体つきに比べて声が細いんだわ。可愛すぎw

 

 

 

 

 

漁港の肉子ちゃん