トゥルーマン・ショー

トゥルーマン・ショー (字幕版)

 

 

監督 ピーター・ウィアー

キャスト

ジム・キャリートゥルーマン

エド・ハリス…クリストフ

ローラ・リニー…メリル

 

 

昔の良作を見返してみよう月間。

 

これは前に見た。

だからオチやあらすじを知ったうえでの鑑賞。

最初に見た感想としては

一瞬だけ、自分ももしトゥルーマンと同じなら…と

思いっきり派手な妄想を楽しんだ。

 

で、今見たらずっと頭の中では

「バカバカしいことを、さも大真面目に。

しかも深く考えたらコワイ話」

に切り替わってた。

 

テレビのリアリティ番組として

出生から延々に放映されてるなんて。

親友も妻も親までもが役者なんて、すべてに裏切られてると

感じるしかない。

 

でもこれは映画だから成立する話。

今のこの時代、24時間とは言わないけど

自分のことを四六時中さらけ出して

公開してる動画もあるくらい。

ライブ配信として、

黙々とPCの前で作業してる動画もあったり、

寝姿を流してたりと。

これを視聴している人もいるのだから面白い。

…見てて何が楽しいんだか…。

 

よその感想を見てると

父親目線で見てるクリストフが…と多く書かれてありました。

それはそれで理解したし、

その気持ちが芽生えてもおかしくはない感情だとも思う。

30年もトゥルーマンを見続けて、演出を手掛けてるならね。

 

私は映画とはいえ、その先を思ってしまった。

クリストフが亡くなったらどーなるの?と。

巨大な箱庭、何千人のエキストラ、セットの数々。

すべてが消滅し、真実が表面化されたとき

トゥルーマンは絶望よりも深い暗黒の人生に

陥ってしまうんじゃないかと想像。

それならば、自らが先に気づいて良かったな。

巨大ドームから一歩、外に踏み出してよかったな。

 

ジムキャリーも好きな俳優さんですが、

それよりもローレン/シルビア役の女優さんが

ホントにキレイで見入ってしまいました。

 

 

 

 

 

トゥルーマン・ショー (字幕版)