監督 フランク・ダラボン
キャスト
ティム・ロビンス…アンディ・デュフレーン
モーガン・フリーマン…レッド
ボブ・ガントン…刑務所長
3月は昔の名作を見返してみよう月間。
とうとう3月末日。
名高いタイトルの映画を選んでしまいました。
これはもう何度も見てるし、
知らない人もタイトルぐらいは聞いたことあるでしょう。
そういえば最近、ティムロビンスを見かけてないんですが
どうしてるんでしょうね。
映画を観る時って
監督を気にして見るタイプではなく、
内容重視、もしくはミーハー的に役者重視が
多いのです。
それでえらく感動した作品を見た後に
監督って誰だ?と検索することが多いんです。
自分の目が今まで節穴だったんでしょう。
それか、この監督の名前がどうしても頭に残らない。
もしくはこの監督さんってば、脚本の方で有名?
名作と言われる数々の作品で
監督や脚本の仕事をしていた方だったんですね。
原作はキングで読んだことなし。
アンディとレッド目線でいえばラストは嬉しさ増しますが
スカッとするわけでもない。
ブルックスじいさんの死には
今また改めてみても、50年後のシャバ世界は
まるで自分の知ってる時代とは大違いで
同情…というか、なんとも言えない気持ちさせてくれるし。
ブルックスさんの自殺の方が
私には衝撃が強すぎてね。
わかるようなわからないような。
セリフでもあったように
「必死に生きるか、必死に死ぬか」
この言葉の意味がかなり大きくて。
必死に生きる方がつらいよね、たぶん。
コレを見ながら
日本の、つい最近のニュース、袴田事件が脳裏に浮かびました。
事件そのものは57年も前ですが。
タイトルだけ一人歩きしちゃってるような感覚で
すごい感動してる人もいれば
脱走しちゃダメでしょ、という人もいます。
私は特にこの映画を観ても
心が動くわけでもなかったのでどちらでもない。うひ。
映画の中で
アンディが食堂で皆に言う「人の心は~」のくだりや
希望を強調したセリフがあります。
希望と絶望は真逆の意味であり、紙一重でもあります。
ムショ内にいる彼らにしたら希望を持つということは
一縷の望みでもあるわけだし。
たとえわずかでも希望があるのなら
人は必死に生きることが出来るのではないかな。
きれいごとなのかもしれませんが
生きているといつも人生の道の選択を迫られる。
ただし、行き止まりということはない。
そう思っていたとしても、どこかに抜け道はあって
行き詰まることはないと思ってます。
藪のような通りづらい細道かもしれないし
少し戻ったら別の道が実はあるのかもしれない。
(必死に)道を探してみたら
(生きる)希望が見えてくると思ってます。