監督 林海象
キャスト
永瀬正敏…男
佐野史郎…伊沢
金山一彦…平野
コワイコワイ。
それを締めに行く作業員たちの話を書いてるようだが
ハッキリと「福島」という特定地域ではないらしい。
ある場所で…という設定のようだが
新聞にはデカデカと「福島」の文字出とるやん!
エピソードが3つあって
それぞれ別の短編映画らしい。
が、主役はすべて永瀬君。
芸工大の学生らと共に作ったようで
建屋のセットは高松。
よく出来てるなあ。
エピソードの3つ目で
真冬の東北に、車がパンクして気絶した女を…の章。
はて?真冬であたり一面雪なのにオープンカー?
アホですか!というツッコミどころもありますが。
色々?なところもあるけど総じて良かったです。
特にやっぱり「松の廊下」と言われる
あそこの場所は手に汗握り、ドキドキ緊張が走ります。
とても怖く感じた。
ノンフィクションに近いフィクション。
コロナで恐怖感がそっちに移ってしまってましたが
今こうして生き続けられるのも
笑って過ごせるのも
命を懸けて食い止めた彼らの尽力のおかげです。
私なんてあの周辺に住んでた人たちや
作業員の人達に比べたら
何百万分の一すら怖さを体験してません。
それに風化してはいけないと
以前ブログに書いておきながら
実際は薄れかけてきてました。
最悪レベルの事故を拡大させないようにと
あそこで闘い抜いた人たちがいたからこそ
今があるのですよね。
まだまだ戦いは終わってません。
現在も燃料デブリの取り出しに困難を極めてます。
戦争映画もそうなんですが、
映画という手法でもいい。
時折あの日に起きた出来事に近いような映画を
誰かが作ってくれれば
また記憶が蘇り、忘れることはないと思う。
少なくとも私は。
誰かが映画を作ってくれ、
と人任せで済まないがそうしてほしい。