監督 内田英治
キャスト
草彅剛…凪沙
服部樹咲…一果
水川あさみ…早織
監督って「全裸監督」の人だったんだね。
それにこの映画、評価が高い。
賞も獲ってるらしいし。
まあ良かったとこは
一果ちゃんのバレエ演技ですたい!
ちょっとやったことがある程度の最初のバレエ教室のとこから
世界の舞台で演技していくまでの過程が上手で
最後の舞台ではホントに見惚れてしまった。
あと水川さんな。
出だしの一果の母ちゃんは
彼女が演じてたと気づかず。
草彅君と実家でやりあってる迫真の演技&顔はウマッ!
以上です。
私自身がLGBTに理解がないということではない。
凪沙と一果。
この2人を組み合わせたことは面白いなと思ったし、
今まで金銭面で転換に躊躇してた凪沙が
一果に出会ったことによって
体も女性になることで母親として育てることも出来るのよ、
と一大発起して手術に挑む姿も
ひとつの考え方として理解できた、ような気もする。
な、ことより~
草彅君、数々のドラマで上手いよなーと見てきました。
これはかなり難しかったんでは?
この凪沙という役になることは彼曰く
「演技をしないことが役作りのひとつ」
とどこかで書かれてました。
けれど、この役。
凪沙がまだ男の子だった小学生時代から
すでに女性として気づいていたのなら
もうちょっと役を作ってほしかった。
歩き方は妙にしなってるときもあり、
腕の振りや肩の動かし方が女性的ではない。
それに肩の髪を払うしぐさはわざとらしすぎて
スマスマで女を演じてる「つよぽん」みたいで
それはやりすぎだーと笑ってしまいました。
LGBTはどういう基準でどう呼ぶのか。
凪沙は心は女性の人間なんですよね。
見かけは男でもいい、というタイプではないのですよね。
顔の云々は構わないのですが
部分部分の所作ではなく
自然とにじみ出てくる女性らしさを出してほしかったかな。
難しいとは思いますが。
監督の意向もあったのかしら。
アンニュイな感じは良かったんですけどね。