監督 ギレルモ・デル・トロ
キャスト
ブラッドリー・クーパー…スタン
ケイト・ブランシェット…リッター博士
デルトロさん得意のダークファンタジーっぽさが
前半の見世物小屋カーニバルで
ゾクゾクワクワク表現されていました。
禍々しさとオシャレ度、両方兼ね備えていたように
思うのは私だけ?
たぶん私が小さい子なら
夜寝れないぐらい興奮したかもしれない
怖さ満載カーニバル。
今でもなんとか人間とか、好きかもしれないが
からくりなどわかっているので…。
デルトロらしさは出てたのかなあ。
あ、出てた!
ホルマリン漬けの胎児。
第三の目みたいなのもあって不気味だった。
前半で主人公はある技を習得し、
後半では騙しのテクニックで儲けようと。
身から出た錆、自業自得など
諺がたくさん出てくるような結末でしたがね。
欲が深いとこうなるのよ、と。
話自体はよくできてるんですが
ガツンという盛り上がりはないため
長い長いサスペンスドラマと
世にも奇妙なミステリー版みたいな。
いろんな賞にノミネートされたり
受賞したようですが
そこまで惹きつけられた内容かといえば謎。
ちょっと怠さもあったので。
ケイト・ブランシェットは嫌いではないですが
今作では顔が思いっきりキッツい!
この人のイメージは
気丈や高貴とかっていう言葉が頭に浮かぶんですが
今回は女狐風で関わりたくないタイプの役でした。
でも、いいニオイがしそうなケイトブランシェットw
最初は主人公にディカプリオが候補であがってたらしい。
あ、なんか雄弁にしゃべくりまくるディカプリオが
目に浮かぶわ。
クーパーは目の奥に悪がいなさそうで
根っから悪が似合ってないw
この映画に関するなら、褒め言葉になってないね。
映画だからこういうオチだけど
胡散臭い霊媒師が言葉のマジックで金儲けしてるのって
けっこう日本でもありそうだわ。