キャスト
ガブリエル・ラベル…サミー・フェイブルマン
ミシェル・ウィリアムズ…ミッツィ
ポール・ダノ…バート
もしかして
たいていの人は誰が監督で
どういう内容なのかを知ったうえで見始めたのかもしれないが
いつも通り私は
何も知らずになんとなくの映画のチョイスなので
全く知らないとこから見始めた。
本編終わって、エンドロールが流れ…
え?この映画ってスピルバーグが作ったの?
で驚き、
その後、彼の少年期の自伝映画だったことについて
二度驚かされた。
てっきり映画を撮るのが好きな少年~青年の話だとばかり。
大きな動きはないにせよ、
飽きることもなく見れたし
母親のそういうとこ見ちゃったら
思春期の彼としたら大いに悩むよなあと共感もしたりして。
あとジョンフォード監督役の人。
ん-どっかで見たことあるかもしれないんだけど
名前が出てこん、ってのも。
でもって、これがまさかのデヴィッドリンチ。
噓でしょ?ってな。
後になってどんどん驚くという大変な映画でしたわ。
映画の中で、子供のころに列車と車の衝突シーンで
ハマりだしたサミーは
「激突!」を作った時にはこれを思い出したのか?
執拗なぐらい追ってくるイミフなトラックだったし。
「史上最大のショウ」からの「激突!」。
起点はコレかいな?
映画業界に入るだいぶ前の話だし
撮影することに興味を持つそのへんの少年の話なのに
でも全部実話なんだってね。
お母さんは当時にしたら
自由奔放というのか、自分に正直な生き方してる人だなーという
印象はあったけど
ゆるく言えばわりとよくある感じのドラマ。
でも私には自分勝手にしか映らなかったけどな。
自身の自伝的映画なんで
スピルバーグの映画っぽくない、と言えばその通りだし
スケールでっかい大作ではないにしても
映画愛は幼少期からしっかり根付いてたものなのねと
わかる作品でした。
これだけいろんな大作を飛ばし
いろんなジャンルに挑戦してきた巨匠なのに
自伝映画は案外控えめに作ったんだねという感想。