監督 ナンニ・モレッティ
キャスト
マルゲリータ・ブイ…ドーラ
リッカルド・スカマルチョ…ルーチョ
アルバ・ロルヴァケル…モニカ
3つというぐらいで、
同じ高級アパートに住む3組の家庭の物語。
オムニバスってわけじゃなくて
同じアパートなんで時折入り混じったりもする。
それぞれがなんらかの事情を抱えてて
5~10年後まで進んでいく構成。
1組目は夫婦が同じ裁判官。と、その息子。
息子が飲酒運転で人をひき殺し死亡させてしまう。
この息子、落ち込むでもなく
どうにか刑が軽くなる方法とか親に頼ろうとしやがる。
父親は堅物なんでそれは決して許さない。息子を勘当。
当然だが息子は5年の服役を経て出所。
家に戻る気はない息子は親子の縁を切っても
独り立ちしたいといなくなる。
2組目は妊婦のモニカ。
夫は仕事のためいつも長期出張で一人で出産。
子育ても一人。
人との接触や社会との接点が少ないため&
親が脅迫症で遺伝するんじゃないかと心配する。
そのうちに家の中にカラスが現れる。
2人目を出産した直後に行方不明になる。
3組目はルーチョとサラ、7歳の娘の家族。
向かいの老夫婦に娘を時たま預けるのだが
老爺さんが認知症らしい。
ある日預けた先で、娘と老爺さんがいなくなったと。
公園で2人を発見したが娘が老爺さんに
何かされたんじゃないかとルーチョは疑惑を抱く。
なのに老爺さんの孫娘と勢いでおせっせしてしまう。
まあ、自身のためにあらすじみたいなのを書いてみた。
非常に面白いというわけではないんだけど
人んちの家庭の裏の顔を覗き込むような
いやらしさがあったわ。
人間の愚かしさがよく出てた。
決して嫌いじゃないかな。
監督さん、裁判官父親役で出てました。