監督 パク・チワン
キャスト
キム・ヘス…ヒョンス
ノ・ジョンウィ…セジン
イ・ジョンウン…話せない女性
台風の日に少女が自殺した。
刑事がその真相を探し出す。
たまに、こういうドヨーンとした重めの映画作るのが韓国。
といっても、どこの国でも作るか。
監督がこういうのがお好みなのかな。
デビュー作みたいです。
誰が邦題をつけたのかしら。
タイトルが弱すぎるわ。
原題訳したら「私が死んだ日」。
そっちのほうが断然インパクトあるのに。
主役の刑事役、キム・ヘスさん。
たぶん私はまだ彼女を知らない。
陰のある菊川怜みたいな方でした。
冷静、沈着、理知的、淡々と。
刑事なんでそれでいいんです。
プラス、自身の人生も壊れかけてしまってるため
少女と自分を重ねてしまっての表情でした。
話すことができない筆談のおばさんが登場するんですが
この女優さんはよく見かける。
この人の演技がまたうまいんだ！！
話すことができないので
目の表情や間の取り方が抜群にうまい。
声は出せなくても
大げさなボディランゲージをしなくても
彼女の存在そのもので会話になって…そうな気がする。
これから先のことを考えて
少女に向かって彼女は諭すように言う。
「人生はお前が思ってるより、ずっと長いんだよ」
だよね。
そうなんだよね。
刑事と少女と話せない女性の
のしかかるような孤独を描いた作品でしたが
ラスト、異国の地で
チャーミングに笑う少女と
吹っ切れた顔して笑みを浮かべる刑事（元）。
ああ、笑うとこんなに２人ともカワイイ女性になるのね、
と対比して見てしまった。
やっぱり笑顔って周りの人まで楽しい気持ちにさせるよね。
やっぱり、この邦題タイトルでいいか。
人生は長いです、はい。
でもワタクシ、折り返し地点とうに過ぎてます！！
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