監督 塚本連平
キャスト
笑福亭鶴瓶…西畑保
原田知世…西畑皎子
安田顕…谷山先生
なんとなくタイトルで温かみがわかってしまう内容ですが、
まんまその通りでした。
ジャケット見て、鶴瓶さんしか目に入らず
若い時の西畑氏を演じた重岡くんがギャップありすぎてww
だからって鶴瓶似の若い俳優はいないしなあ。
いやいやどうして、妻役の原田知世もじゅうぶんおキレイ。
知世ちゃんなら若い時の奥さん役も違和感ないな、
と思ってたら上白石萌音ちゃんでした。
たくさん映画を観ている
ちびゴリさんのブログを読んで
自分も観たくなったのであります!
実話だったんですね。
この映画を観た人は、どこのシーンで泣けたかね。
私は泣きこそしませんでしたが、
西畑氏が夜間学校に行く、と
自ら手続きをして奥さんに書類見せたシーンでした。
不登校の若い子も、外国人留学生もそうなんだけど
高齢の方が一念発起して、重い腰上げて
学校に行って学ぼう、
という姿勢がとにかく素晴らしいことだなと思いましたわ。
なにかの資格でなく、一から学ぶ義務教育課程の勉学。
もう年だから今更いいわ、という
諦めや尻込みではなくって前に進むパワー。
読み書きができるようになって、妻にラブレターを書きたい。
ホントの話なら、照れもなく堂々とそれを言える
西畑氏は微笑ましいほどまっすぐな人。
今は知人や恋人に手紙で想いを伝えるってのは
ごく少数派でしょうが
携帯やスマホがない時代は電話か手紙が主なツールでしたしね。
かくいう私も
今の主人(ここでは彼様と呼んでますが)に
手紙をしたためていましたわ。
お返しにどっさりもらった手紙の束は家のどっかの奥にあるかもしれん。
便利な世の中になったけど
相手のために便せんや封筒を用意して、じっくり向き合い、
自分の字で文字にするってのもいいものだったなあ。
調べれば西畑ご夫妻のお写真もネットで出てきます。
本当に素敵な笑顔のお2人。
そして20年間、学校に通い続けたのもホントの話。
64歳から20年間ってすごいわよね。
若い時と違って年取ると
脳がカチコチ硬くなって記憶力も衰えてくるのに。
家族で見るのも良しですし、
中年以降の大人が見たら、
より愛の本質を描いた作品っていうのがわかるんじゃないでしょうか。
俳優陣の皆さん全員が、味のある演技をしてくれてました。
![]() |
![]()

