監督 エゴール・アブラメンコ
キャスト
オクサナ・アキンシナ…タチアナ
ピョートル・フョードロフ…コンスタンティン
フョードル・ボンダルチュク…セミラドフ大佐
ロシアのSFホラーもの。
ロシアのこういう映画って初めてかもしんない。
エイリアンものでした。
宇宙に行った飛行士がエイリアンに寄生され
地球に帰還。
体内からエイリアン出現するものの
また時間が来れば体内に戻るという異例な話だし。
でもって、精神まで共生しちゃうという知的な寄生。
だからエイリアンが死ぬと、人間も死んでしまうので
完全に分離ができないっていう。
これは「寄生獣」のミギーよりすごいことだぞ。
もう一点、ほうほうと興味深い内容。
このエイリアン、何食べて生き延びてるのかというと
人間が恐怖に達したときに出てくる分泌物、
コルチゾールっていうのを食としてるのだ。
表面的には人間を食らっているように見えるけど
実は分泌物が欲しいためにかぶりついちゃうっていう。
このアイデアすごいなーと。
SF苦手な私にもとてもわかりやすいシナリオ。
画面が暗いシーンが多いのと
科学的なこと話されてもごちゃごちゃしてわかんなくなるのに
この映画ではタチアナが何をしたいのか
大佐が何をしようとしてるのか、ちゃんとわかった。
まあ、画面が暗いシーンあったけどね。
ジャケット詐欺でんがな。
タチアナさんは銃をかまえてますが
ズドンズドン撃ってません。
医師なんで彼女は診断や研究、
それと飛行士コンスタンティンの生きるための手助けをします。
途中退屈したりもせず見れたし
アクションに偏らない雰囲気SFもので好きでした。