監督 アレクサンダー・ナナウ
ルーマニアのドキュメンタリー映画を観ました。
「コレクティブ」というライブハウスで火災が発生。
火災発生時の様子も動画で撮られてて、
怒号、悲鳴、轟音と目をそむけたくなるリアルな映像。
結果、27名が命を落とし、
37名が負傷で入院したのですが、
その負傷者も入院先で次々に亡くなっていくのです。
なぜ助かるはずの人が、助からなかったのか
新聞記者たちがこれを調べ始めました。
明るみに出たのが、消毒液薄め問題。
ヨーロッパ基準で最高の医療を提供した。
という国側の説明が完全なるウソ。
大手の病院に消毒液を提供していた製薬会社。
そこの消毒液は
基準量の濃度の10分の1に薄められ、
病院側もそれを希釈して使用。
当然、完全殺菌されず、
メスなどの器具から細菌が入り込み院内感染にまでなる始末。
国の保健省は、この消毒液を検査しなかったのかと
隠ぺいした事実をジャーナリストは暴いていくのです。
病院、製薬会社、政治体制。
こいつらが手を組んで
「医療予算」が見えないポケットに消えていく。
「白い巨塔」みたいな癒着まみれの話。
これが実際ルーマニアで起こってたという。
サスペンスのような緊張感
前のクソ保健相が辞任し、
あらたにこの動画に映ってる新保健相が立ち上がりました。
この人は…頑張ってたね。
「この国はおかしい。
健全な国なら危険なものは即回収すべきだ」
と、消毒液について検査をすすめますが
書類がSTOPかかってるや、大臣はそういう仕事ではない
と、なんやかや側近に止められて。
どこまでが大臣が介入できる仕事かわからないけど
じれったさがあった。…頑張ってたけど。
ホントにカメラやドキュの制作陣が
政治の場所に入れるの?許可とれてるの?
と思うほどです。
火災事故から始まった話が、国家の腐敗へと広がっていく。
そして創作映画ではないので簡単に解決するわけでもない。
選挙では改革を進めようとした側が敗れ、
エンディングらしきものもない。
このドキュでもそうでしたが
若者の投票率が極端に少ない。
結果、古い体制が圧勝し、何も変わることがない。
もっと言えば腐敗政治が続く。
よその国だけの話じゃなく、自国でも言えること。
国家の嘘や詭弁を見抜かなくてはいけない。
諦めたり、無関心では変わるどころか支配されてしまう。
ちゃんと監視して、国民が声をあげ続けていかないと
国自体が朽ちていってしまうから。
選挙、行きましょう。
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