ダークナイト

かなり長い時間だったのに長さを感じず、もっと見ていたかった。
引き込まれた。
ヒース演じるジョーカーの気味悪さ、残酷さと
クリスチャンベイル演じるバットマンの正義とデント身代わりとの
対極の行方を見ていたかった。

ビギンズでも驚いたがバットマンってこんなシリアスだったっけ?
昔観たジャックニコルソンのバットマンはもっとコミカルだったような。
というか、ニコルソンの堂々たる悪ぶりが痛快だった。
ヒースのジョーカーは外見だけ見ると汚らしい。
頭の回転が早く、極悪非道。
が、紳士的なとこは一切なし。野獣そのもの。
あの時計仕掛けのオレンジをもっと暴力的に現代風にしたイメージ。

監督が違うから比較するもんじゃないけどね。
でもどっちのバットマンも好きなのよね。
ただ、終わり方がバットマンにしてはスカッとしない。
見てるこっちが重いもの背負っちゃったような気がしてならない。
だから、来夏の新作を観に行かなきゃならんでしょうが。

ジョーカーに感情移入はしなかったけど
ヒースがジョーカーに入魂した気迫は充分感じ取れた、かも。
ん~まだ観たかったなあ、ヒースジョーカーを。

アクションも心理戦も
SEXYゲイリーも看護婦コスプレのジョーカーも
そしてバットポッドも全部が見ごたえありました。