先生を流産させる会 感想

キャッチコピー

「最凶の教育映画」

すごいタイトルだわ。

インパクトありすぎ。

すべてがわざとらしくて

すべてが学芸会レベルの演技でした。

でもこれって本当の事件だったらしい。

主犯の子は女子ではなく、男子らしいです。

そのリアルな事件のは置いといて。

監督は映画にしてそれを伝えたかったんでしょうが

力不足がありありです。

これじゃ命の尊さも人権も

教育にすらなってないような気が。

妊娠した教師が気持ち悪い、と嫌悪する生徒。

その取り巻きたちも同意する。

なんででしょう?

ここからして共感できないし、納得いかない。

性に関して汚らわしいと思うのなら

同じ女性としてまだわかるのに。

この生徒役の子たちが

暗いし陰鬱、覇気がない。

申し訳ないがみんな地味な子たち。

言い換えればまさにそのへんにいそうな

「普通すぎる生徒」。

そういう子たちが今の世の中は

平気に行動を起こす時代なんでしょうか。

先生は毒盛られたり、

椅子のねじゆるめられて転倒したり。

人を貶めていい気味、と思う心理が本当にわからない。

嫌いという感情の故の行動ならまだしもね。

それが伴ってない行動が理解できない。

先生が

「お腹の子が殺されたら、そいつを殺す」

みたいなことを言ってました。

先生の前に女のよ、って。

このくだりはちょっと嫌いだな。

妊娠すると母性が沸き上がるのよ、と言いたかったんでしょうが

女性が女性に言うセリフなのかな。

映画と現実に起こったコトを脚色しての創りでしょうが

男子生徒に言うならわかるセリフだけど

女子生徒に言うセリフだと意味合いが違ってくるような。

結局は主犯の女の子は更生するのか?

あの無表情さからいって何も解決してないように思う。

心の闇を持ったまんま大人になっていきそうな気がするし。

そもそもこれって教育映画なんですかね?

命に対して真剣に向き合ってる様子が描かれてないんじゃないかな。

女の子視点で見たらあの流れだと逃げ道いっぱいあるよ。

バカなやつらが集まってきて、余計にバカなことするよ?

先生、命がけであの子を教育してない。

根深いよ、あの子。

情緒が欠陥しすぎてるよ、あの子。

先生を流産させる会