ウインド・リバー

 

 

監督 テイラー・シェリダン

キャスト

ジェレミー・レナ―…コリー・ランバート

エリザベス・オルセン…ジェーン

ジョン・バーンサル…マット

 

 

 

ウィキによると

ネイティブ・アメリカンの村社会の闇を暴き出してる

だそうだ。

私としては

あまりネイティブ系の映画は好きになれないんだが

そういう偏見抜きにしたら

見終わった後、ものすごーく考えさせられてしまった。

偏見はいけない。

 

そして

そんなに多くはいないネイティブの人たちだってゆーのに

そんな小さな村の中にも

クズ人間が存在してるということ。

そいつらのために犠牲になる女性。

犠牲になってもカウントされない現実。

同じ命として考えたら

やるせなさが出てくる。

 

どこまでもアメリカという国は

差別が終わることがないのか。

いい意味でも悪い意味でも

この土地は「静」すぎるのだよ。

闇が深すぎる。

 

ジェレミーレナーとオルセン

アベンジャーズの一員が主役として頑張ってくれた。

 

こういうこと言っちゃあなんだが

オルセンはキレイなのに

防寒着着て、銃を撃ってるサマが

カメに見えてしかたがなかった。

カメだよ、亀。

首をひっこめた亀。

 

吹雪く雪の中。

何処に行っても一面雪。

スノーモービルでの移動。

最後の銃撃戦前、レナーが森の中で白の防寒着に変えた。

雪に白の防寒着。

真っ白だ。

それと銃を背負って迷彩風に。

あ、やっぱり一瞬どこにいるかわからない。

これは雪の中で見えにくくするような服に敢えて変えて

敵をかく乱させるのか?

というワンシーンが一か所あった。

ピューマ狩りのためじゃなくって。

 

都会のアメリカで泣く、増してぬるい日本でもなく

携帯の電波すら入らない極寒の地。

そんな中で、何かが起きたら

自分の身は自分で守るしか術はない。

 

ピリッとした痛みが残る映画でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインド・リバー(字幕版)