疑いの中で

 

 

監督 イジ―・ストラフ

キャスト

ジリーナ・ボダロバ…ガリア老婆

クリシュトフ・ハーディック…青年

 

 

チェコ映画だってさ。

最近アメリカやイギリスフランス以外の見てるのが多いな。

 

原題が「Klec」というようだが、

英語では「Cage」。檻って意味だそうです。

確かに檻だわ、あのお家。

 

80過ぎのおばあさんが「毎日平凡で…」と。

必要とされていた教会でのお仕事も

新しい神父が来たら遠回しにお払い箱になって。

なんだか現実っぽくてちょっと切ない。

 

しかも最後は気の毒で仕方がないわ。

 

金がない青年のとった行動。

これもね、このコロナ禍では

もしかすると現実味おびそうで見てて怖いわ。

 

青年のした行動は浅はかでアホで

余計に裏目裏目なことばっかりして

どうしょうもないバカ野郎でした。

 

おばあさんを脅したり、観念したのか泣きを見せたり。

 

檻の中に閉じ込められて

その鍵を巡ってがキーポイントですが

人の心は瞬間に善にも悪にも変わることができるんだ、

というのが教訓になりました。

まあこの青年がバカだから余計に強く思った。

 

おばあさんが鍵を窓から投げ捨てて外に出れなくなった。

泣きを見せて洗いざらい自分の正体を言い出した青年。

が、昨日どうにもこうにもの手段でもとれなかった鍵が

カーテンの突っ張り棒みたいなので取ることができた。

 

おばあさんに鍵を見せて、殺してしまう前に

まず鍵を取れたら、先に開けてみることをしなかったのは

なぜなんだ?

絶対的に開くと思ったのか?

ああ、バカだ。

 

全ては計画練りこまないで

ああいうことをやってるのが完全にバカです。

 

おばあさんが最初っから清川虹子系で

肩入れしてしまったわ。

本当にお気の毒です。

手足縛られて、風呂場に突き落とされたとき

頭ゴンってぶつかったようで

この女優さん、体張って頑張ってるぞ!と応援しちゃいました。

 

 

 

 

 

 

疑いの中で