泣き童子

宮部みゆき著。

シリーズものだとは知らずに読んだ。3作目らしい。
宮部さんの時代物小説は実は初めて読むんだな。
どうにも現代ものの方が読みやすいだろうと勝手な偏見で
遠巻きにしていたが、意外に読みやすくってスラスラと。

三島屋の叔父の提案で、おちかちゃんは百物語の聞き手として活躍。
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」

タイトルの「泣き童子」の話が怖かった人が多いらしいが
なぜかそこまでそうは思わず。
どっかで聞いたような???不思議なお話でした。

6章あるうちの中の「「まぐる笛」が妖気漂ってよかったなあ。
村の話ってその土地によって恐ろしい言い伝えがあるから興味わく。
映像化できそうなストーリーだった。
なんてったって人を喰らうコワイヤツなんだもん。パニックだよん。

ここで私のバカ加減が露呈された。
「たまげた」という言葉、「魂消た」なんだね。
漢字に変換することもしたことなかったんで、こういう意味なのかと初めて知った。