愛を積むひと 感想

キャッチコピー

大切な人へ

のこしたいものは、何ですか

佐藤浩市…小林篤史

樋口可南子…小林良子

北川景子小林聡

・愛より石じゃん、と思ったら原作「石を積む人」だった

夫婦第2の人生として北海道の美瑛町

妻が長年の憧れだった石塀つくりを夫が作り出す

石塀作りの手伝いをする青年とその恋人も交わって仲良く

妻死んでまう

一人娘の聡子と仲直りする篤史

物語の中で

この小林家って60手前の初老夫婦なんでしょうか。

私はこの夫婦の年齢の方に近いわけだけど

こんな穏やかな大人な夫婦なんだね。

小林さんちは。

環境や性格は違えども

近い年代というのもあって

しっかり感情移入できました。

妻の存在は大きいね。

妻が亡くなると家庭の中の太陽が消滅してしまう。

前半の妻がいる生活も

もちろん良かったし、

こういう風に年を重ねていきたいな、

なんて思ったりもしながら見てました。

が!

後半、妻がいなくなってからの

紗英ちゃんの義父、柄本明とのやりとりが

絶妙でした。

雪の中、食料など差し入れに持ってきた熊二さん。

グッと関係が近くなったようで

見ていてニタニタしてしまったね。

ああ、男同士って

ああいう風に仲良くなるもんなんか、と。

亡くなる前に妻がしたためた手紙が

次々といろんな場所で見つかる。

コレ、いいですわ!

私もこういうふうにやりたい、と思った。

いつ見つけてくれるかわからない手紙。

もしかすると永遠に見つからないかもしれない手紙。

うん、なんだか

死んでもいつでも見てますよ~的な。

もうこの世にいないからこそ

重みのある手紙になるよね。

出演者、皆さんいい味を出してるんですが

その中でも杉咲花ちゃん演じる紗英ちゃんが

和み癒し系でホッと出来る存在として光ってました。

あと北海道だからか

TEAM NACSの森崎さんが出てることにウシシ。

篤史さんも良子さんも

青年や紗英ちゃんに対して

とても大人の対応だよね。

私はできないだろうなあ。

でもそんな大人にならねばいかんのよ、

と見ていて

少々恥ずかしくなってしまう自分がいました。

愛を積むひと