デビル・インサイド

フェルナンダ・アンドラーデ…イザベラ・ロッシ

サイモン・クォーターマン…ベン神父

エヴァン・ヘルムス…デイビッド神父

・お母さんが怖いよ、怖すぎるっ!

目をひいたのがパッケージ。

こうつがどうも目についてね。

不気味だし、なぜにこの顔?と。

通報電話から始まる最初。

見てくうちにドキュメンタリーなの?と。

でもな、死体とか生々しいし、

実際こんなの映画にするわけないかと。

ああ、モキュメンタリーってやつですね、と理解。

今でも科学と宗教って論争があると思うんだ。

これも解離性か憑依かで争ってた。

難しいとこだよね。

医学で解明できなくても無理矢理病名はつけられるし、

だからって全て悪魔憑きで済ますのもなんだし。

主人公のお母さんが

実はこのパッケージの人だったんだけど

演技が上手すぎて…

モキュメンタリーって理解するまで

演技か素なのか。

それぐらい見ていて怖かった。

人間の壊れた姿はこのお母さんのようなんだって思った。

わかってからは少し楽しみながら見れたわ。

関節ポキッ、とか、のけぞりポキッとか

あのエクソシストの映画のように体の向きが

体操選手以上のような姿勢になる。

この悪魔、なんて強力なヤツなんだとも

思うような行動。

転移できちゃうんだ。

人から人へサッと移り変われる素早さ。

もうここまでくると映画として見れるから

フフンって感じで見てた。

終わり方は謎残しで、静かに終了。

でもこの撮り溜めしたフィルムは

どうやって人の手に渡ってこうなったというオチが

描かれてなかった。

まあ、そんなこと気にすることないか。

何よりも一番の見どころは

主人公のお母さんの演技。

思い返してもやっぱり怖いよ。

インタビューっぽい流れなんで

ホラー要素は多くない。

が、私は作られたお化け感あるホラーよりも

人間の壊れ加減のほうが恐怖なんで

そっちのほうでゾゾッときました。

デビル・インサイド (字幕版)