少年メリケンサック

お正月にテレビでやってたから、録画して観ちゃったよ。

クドカン作品が好き嫌いで分かれる人もいるでしょが、
たとえクドカン好きでも、この作品はまたまた枝葉に分かれるんだろうな。

私は好きだ!大好きだ!
よくぞやってくれたぜクドカン

あのですね、今の若者はあんまりPUNKを聴かないでしょうが
そしてそのパンクバンド達も知らないでしょうが
この映画には大御所なPUNKな面々が勢ぞろいしておるんです。
ちょい役で。

たまらんとです。
涙ちょちょぎれます。
うれPマンモスです。

PUNK聴いてきた大人のための映画です。
いや、でも、日本のPUNKと世界のPUNKはちょっと違ったな。
ただ反逆で暴れてればいいってもんじゃないですから。
この映画を通して音楽はもとより、
佐藤浩市扮するアキオのメッセージを読み取ってほしいです。

今のPUNKはぬるいです。
GOAっていうバンドの役の人たちには悪いですが
殴られてくれてスッキリしましたわ。
今って温度が低くてドライなんだよ。

田口トモロヲが好演でした。
もっと彼が「ちゃんと」歌ってるところを観たかった。
その分、笑かしてくれるシーン多かったと思う。

あ、微妙に違う、と感じたのがキム兄の役。
昔はツイストを踊ってたぐらいR&R好きなキム兄でしたが
な~んか役柄とはいえ、ドンくさい役になってたとこ。
もっとはじけるギターマンでも良かったのに。

宮崎あおいが表情感情豊かな役でかわいかった~。
ここまではじけまくりで、クルクル変わる表現の仕方も大変だったろうに。
どんどん魅力ある女優さんになってくね。

ラストは好きじゃないですが
全体としてはかなり楽しめたな。
血のめぐりが少し良くなったかもしんないぞ 笑