マッチポイント

主人公の笑ってる時とか、
とにかくいたるところでの鼻息が気になって気になって。
鼻息が耳障りだわー。

監督ウッディアレン!!
後で知ったんだけどね。でも意外だあね。
こういう笑いではないロマンスサスペンスも描くんだ。

このマッチポイントというタイトルと
話の中身を見事にうまくつなげられましたね。
テニスでのネットにぶつかったボールが
自分側に落ちるか、相手側に落ちるかで運が変わる。
犯行時に敢えて盗んだ老女の指輪だけが川に落ちず。

ああ、終わり方があんなだったけど
この人一生幸福感を得られずこの先生きてくんだろうなー
って思っちゃった。

しかし私は女だけど、この主人公の揺れる気持ちが
わかる気がします。
愛と愛欲。
いやいや、そんなきれいな言葉じゃないでしょ。
愛っつーか金や名声をとるか、肉欲をとるかでしょ。
得てして主人公は自分が可愛いあまりに
一番汚い手を使ってもうた。
卑怯でずるくて、地獄へ落ちれ!という行動をおこした。

スカーレットヨハンソン、キレイでしたね。
こんな美女が現れたらクラクラフラフラするのも無理はない。
出だしの華美な彼女と、日陰の身の安い女になっちゃった彼女との
対比さがうまく演じられてたなーと思いました。