デンデラ

浅丘ルリ子…斎藤カユ

草笛光子…三ツ星メイ

倍賞美津子…椎名マサリ

・姥捨て山には続きがあった!

そんな見出しの映画なんです。

な、なにっ?

ってなわけです。

これ、例のごとくパッケージとタイトルに惹かれてみてみました。

パッと見れば、なんだか怖そうなタイトル。

デンデラ」ですよ。

なにかまじないの言葉か?

太鼓の音か?

これはホラーなのか?

サスオエンスなのか?

婆さんたちが集まって正面見据えてるジャケットだから…

なんか訴えてるのか?

興味そそられます。

しかも全員婆さん衆。

爺さんはいない…らしい。

興味そそられます。

草笛リーダーが100歳の役。

いやぁ100歳にしては立派だこと!!

足腰強すぎ、言葉も強い、

そして復讐心が人より強い!

すげえリーダーです、草笛リーダー。

意気地なしグループの筆頭は倍賞さん。

見事にカッコイイ!

黒いの頭からスッポリはおっちゃって

片目眼帯なんかしてからに

魔女っ子マサリちゃんです。

誰よりも存在感ありすぎ。

自分たちを捨てた村に復讐してやるんだ!!

婆さんたちの一致団結な意気込みが

男気がありすぎて

どれだけの敵討ちになるのか

なかなかのスペクタルじゃあないか、と楽しみにしてました。

が…あらぬ展開になってしまい

まさに、予想だにしない結末が!!

自分たちを捨てた村の復讐劇から

復讐のターゲットが変わってきてしまって。

なんじゃこりゃ?になってしまい

よくよく考えたら非常に笑える映画になりました。

一体、行き着く先はそれでいいのか?婆さんたちよ。です。

もう本編とは全くはずれて

横道それっぱなしで話が終わってしまいました。

なにコレ!?

浅丘様はどんなお姿でもお美しい。

髪を切って女戦士のようになり

走る姿もとても婆には見えません。

ほかにもいろんな女優の方々が出演されてました。

が、あの雪山&みすぼらしい野生の恰好、雪焼けして黒くなった人々で

名がある女優さんの見分けがあまりできませんでした。

なんだかせっかくのアクションものを

婆が立ち上がって何かするんだね、

っていう話が

あらぬ方向に行ってしまって

ちょっとビックリです。

見方を変えれば

すっげえ笑えます。

デンデラ